白馬国際クラシック2022【関門厳しい】憧れの白馬でトレラン50km

トレイルランニング

みなさんこんにちは。

ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@tuyosikun)が2022/9/4に開催された【白馬国際クラシック】に初挑戦してきました。距離は50km。

完走できるレベルがどのくらいか気になる方はとても参考になると思います。

白馬国際クラシック(2022)に参加した時のレース動画になります【Instagramリール1分

結果

結果はDNF。

第2チェックポイント42km地点(白馬ジャンプ競技場)関門制限時間より30分タイムオーバー。

悔しいですが実力不足でした。第1チェックポイント23.5km地点通過での貯金タイムは30分。

みつ
みつ

まじか、、。

自分の中では1時間くらいあってもいいと思ったんだけど。

今までの経験上かなり厳しめの時間設定だと思い先の事は考えず第2チェックポイントをゴールのつもりでベストを尽くしました。

しかし関門通過できずでした。気持ちの面でも体力の面でもまだまだ足りないなと実感。

自分の弱みである登り区間ではどんどんランナーに抜かれていくので改めて今後の課題になりました。

完走率&当日の天気

白馬国際クラシック50km完走率は

  • 男子48.8%(482人中235人完走)
  • 女子33.3%(78人中26人完走)

この結果を見て確かにこのくらいかなという感じでした。半分以上は完走できていないのでなかなかの厳しさでした。

完走したランナーさんと話して分かったことは自分が関門アウトになった42kmのチェックポイントまでが厳しい時間設定でそこを通過出来れば残り8kmは少し余裕があるみたい。

天気は前日まで雨が降っていたので泥んこレースになると覚悟していました。

当日の天気予報も曇りでたまに雨が降るのかと思っていたらなんと快晴でびっくり。白馬の雄大な景色を眺めながら大会を楽しむことができました。

ただレース中なかなかの暑さになったので体にはこたえました。本音を言えばもう少し涼しかったらよかったな。

コース

コースの累積標高は約2300m。大きな山を3つ登るイメージです。

今回50kmの部に出場しましたがその他にも28km、12km、5kmの部があります。カテゴリーもいろいろあるので多くのランナーが楽しむことができます。

美しい川、雄大な山、橋、馬、スキージャンプ台、スキー場、田んぼ、ペンション街など白馬の様々な風景を満喫できる贅沢コースになっています。

完走できる目安基準

白馬国際クラシック50kmの完走はかなりハードなレベルだと思います。

今回完走していない為2022年過去に出場した大会で難易度を比較してみました。あくまで私個人の判断基準になります。

完走レベルは1が優しい、10が難しい。

 距離  累積標高 制限時間 完走レベル 
美ヶ原トレイルラン 85km4200m16時間  10
奥信濃100100km4800m21時間  8
白馬国際クラシック50km2300m10時間  
奥三河パワートレイル 70km4000m13時間30分  7
野辺山ウルトラマラソン100km2300m14時間  6
osj新城 32km2750m10時間  3

過去の白馬国際トレイルランに出場した人の話を聞くと以前よりコースがかなりきつくなっていると言っていました。

みつ
みつ

この大会を完走するポイントは42kmの関門(スタートから7時間)をクリアできるかが完走できるできないの分かれ道になりそうです。けっこう厳しめの設定時間です。ここを突破できると少し余裕ができます。

今までの白馬国際トレイルランから新しくなったのが白馬国際クラシック。

サロモンがグローバルで展開する「Golden Trail National Series Japan(GTNS:ゴールデン・トレイル・ナショナルシリーズ・ジャパン)」の最終戦の舞台でもありました。

受付&参加賞

受付は前日(12:00~17:00)/当日(6:00~6:30)になります。当日受付も可能なのはありがたいですね。

八方第2駐車場が受付会場になります。八方の湯が目の前にあります。

ココヘリが必須になるので持っていない方は受付時にレンタルします。

参加賞はエコバック・シューズ入れ・手ぬぐい。シューズ入れはちょうど欲しかったのでありがたかったです。

宿泊

今回お世話になった宿は『BRIGHT HORN』さん。

会場から車で5分。距離は1.3kmなので走っても行けます。アクセスは抜群。

一階はカフェダイニングになっています。

食事は大会翌日の朝ごはんをいただきました。

メニューを選べるスタイルで私はガレットを頼みました。大当たりでとても美味しかったです。

宿を営んでいるご夫婦もとても感じがいいので気持ちよく過ごすことができました。

館内や室内は木とレンガの温かい雰囲気になります。白馬の大会に出られる方にはぜひおすすめしたい宿です。

会場到着

スタートが7:00なので会場には5:45頃到着。駐車場も渋滞することなく駐車できました。

6:00を過ぎたあたりから混み始めていた感じになります。空を見上げると朝日に照らされる雲や輝く白馬の山々が出迎えてくれました。

曇り空を想像していたので青空を見てテンションアップ。朝の時間は本当に贅沢です。

スタート前は肌寒いのかと思っていたけどむしろ暑いくらい。レース中はさらに暑くなる予感がした。(大会は9/4)

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スタート

スタートはウェーブスタート。私は2番目のスタートになりました。

大会でスタートゲートを2回くぐったのはおそらく初めての経験かな。なんかすごく豪華感が味わえます。すぐにたくさんの方が応援してくれたので一気に興奮状態に。

アドレナリンでてただろうな。あの感じはたまりません。本当に感謝です。ありがとうございます。

少し走ると『ん?』音楽が聞こえる。まじですかー--⁈ブラスバンドだ。生演奏じゃないですか!

マラソン大会ではたまにあるけどトレランでブラスバンドは初めて。まさかのサプライズに感動した。

朝7時過ぎなので雲も低く木々の隙間からは木漏れ日が。早朝の極上時間を楽しめ最高のすべりだしでしたが、、、。

スタートして3kmくらいでどうしたどうした⁈道脇に外れたランナーさん達から刺された、痛いっ、最悪という言葉が。

よく分からなかったがすぐに何かが顔や体にぶつかってくる。

ブー--ンという音が。蜂?アブ?手で払うが正直逃げようがない。

目の前を走る人が痛っ、刺されたと言っている。あの状況はほんと恐怖だった。正直おわったと思った。

トレランをやってきて蜂の話を聞いたことはあったけどリアルな状況は初めてだったから。

けっこうな人がポイズンリムーバーをだして吸っていた。

後から知ったが病院に行った人もいたらしい。同じ宿の方は刺された後そのまま病院にいって病室から白馬の山を見ていたと言っていました。

悲しすぎます。出だしからとんでもない事態に。

この先何かが起こりそうな嫌な予感がした。

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※補足 今回の体験を機に少し蜂について勉強してみました。

スズメバチは夏から秋頃に多いみたいです。

みつ
みつ

敵意を示し激しい攻撃をしかけてくる色は【黒】です。

対策としては黒のように濃い色のウエアを避けること。推奨される服の色は白・水色・ピンクなどの淡い色になります。

蜂は汗の臭いが大好き。ひらひらするものが好き。

もし蜂がいる状況に遭遇したら手で払うなどすると興奮した蜂に一気に襲われてしまうみたいです。思いっきり手で払っていましたが、、、。反省。

正しい行動は姿勢をできるだけ低くして静かにその場を離れること。

蜂の視野は狭いので特に垂直方向は見えにくいためしゃがみこんで真下に入れば気づかれずに逃げれるようです。

ポイズンリムーバーは一応持っていましたが正直持っているだけ状態。

いまいち使い方が分かっていなかったのでこれを機に学び直しました。

トレイルレース中でなかなか難しい環境ではありますが参考にしていただけたら幸いです。

6.5km地点 A1白馬岩岳 

一気に山を下っていき初めてのエイドを目指していきます。前方に見える景色が素晴らしかった。

第一エイドに到着。なんといきなりレッドブル登場。朝の8時ですがすでに暑かったのでごくごく飲んでパワーチャージ。さぁ行くぞという気持ちになった。

そこからスキー場のリフト下をどんどん登っていきます。登りが苦手な方はポールがあった方がいいと思います。

登りがきらいな私はポールのおかげでかなり助けてもらいました。

※参考までに (筆者が使用しているメーカーのSINANOさん)

※参考までに・トレランポールには適切な長さがあります。

目安は身長の66~68%になります。ご紹介しているサイズは110㎝になるので163㎝~168㎝くらいの方が対象になります。

後ろをふと振り返るとそこにはたまらない絶景が。すごい、こんなところを走れるなんて幸せすぎる。

山を登り切ると白馬岩岳スノーフィールドマウンテンサイドがあり馬がランナーをお出迎えしてくれます。

過去に牛はあったけど馬は初めてかな。ここからは500m一気に下っていきます。

前日の雨のおかげで一部の区間ズルズルのぐちゃぐちゃ。

少し前を走るランナーからぎゃー--、危ないあぶないっ!叫ぶ声が聞こえてきます。

みんな必死です。まるで泥のスケートリンク状態、転ぶのを耐え忍んでいました。

ロープを握っていても滑って泥んこになる光景を何回も何回も目撃してしまいました笑。

自分の中のトレイルあるあるになるんですけど、、、。

不思議なもので滑って転んだ方に『大丈夫ですかー?』と声をかけて自分は気を付けるぞと思った少し先で必ずこけるんですよね。なんなんですかね、あれは。

その後は川を渡ったりコース上に水が流れているところもありました。下りが終わり道路にでると次のエイドに到着になります。

13.5km地点 A2おかるの穴 

エイドではバナナ、きゅうり、うどんがいただけます。一口で食べれるのでうどん3杯いただいちゃいました。美味しかったぁ。

ここからは新緑の中を進んでいきます。山を抜けると一気に景色が変わります。

黄金色に輝く田んぼが突如目の前に現れます。大きな川の横には緑の絨毯が敷かれているようできれいだった。

少し走ると今度は雄大な風景が広がっています。圧巻だったな。その先はロード、砂利道を走っていきます。

次から次へ風景が変わっていくので全く飽きることはなかった。

23.5km地点 A3大出 制限時間11:30

23.5km地点初めての関門です。到着したのが11:00。関門時間30分前。

率直な気持ち、なかなか厳しいでした。暑さもありタフなコース。

その中けっこう頑張っていたので1時間くらいの貯金があるかなと思っていたらそんなことはない。

みつ
みつ

まじですかー。

間違いなく厳しめの時間設定だ。

次の関門が42km地点。そこを通過できるかが勝負だと思った。

エイドの横には清涼な川にポカリが冷やされていてランナーはアイシングやドボンしてリフレッシュ。

水浴びしたけど冷たくて気持ちよかったぁ。一瞬だけ生き返った。

お腹がかなり空いていたのでここでMYパワーフードのランチパック(ツナ)とMANABAR(マナバー)を食べてエイドをでた。

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MANABARは2018年鎌倉にある洋菓子店のパティシエさんが開発したものになります。

グルテンフリーで原材料にもこだわった体に優しい補給食です。

  • 人口甘味料不使用
  • 保存料不使用
  • 着色料不使用

小麦粉を一切使用せず玄米、オーツ麦、大豆などの穀物を使用。

外国製の物は味があわなかったりすることがありますがMANABARはしっとり触感でとにかく美味しい。

そしてここから先の登りがとにかくきつかった。地図の高低図はほんとにあっているのかと疑ってしまうくらい。汗がどんどん吹き出てくる。

ポールを使っても息はゼーハー、とにかく止まらないことだけを考えて足を前に出し続けた。

いけるいけるいける。そのフレーズをひたすらエンドレスリピート。登り切ったらもうフラフラです。

ここから再び下っていきます。次の関門時間は42km地点の14:00。現在12:50。残り8km。平均キロ8分30秒で行けば間に合う。

トレイルの関門スレスレは心臓にほんとよくない。

コースがフラットだったり下りならチャンスあり。登りだったら完全にアウト。

実際後半やや登る所があるけどまだチャンスはあると信じて力を振り絞った。

36km地点 A4白馬グリーンスポーツの森

36km地点のエイドに到着。時計を見た。13:30。

みつ
みつ

終わった。

ベストを尽くして頑張ったが途中フラットのコースでもまともに走れなくなっていた。ペースはキロ8:00くらい。

残り6km。制限時間まであと30分。キロ5分ペースでいかないといけない。この時点で改めて厳しい時間設定だと痛感した。

同じエイドにいたランナーさんが、さーがんばっていこう!と元気いっぱいの声で言っていたのでそれを聞いたボランティアの人がキロ5でいっちゃいますかーと。

実際関門アウトになるという現実を今知ったみたいで、うそやんうそやんと言っていました。そのあとで厳しすぎるでしょって呟いていました。

関門で引っかかるなんて思ってもいなかったのでしょう。自分も心の中で確かに厳しいよねって共感していました笑。

42km地点 CPジャンプ競技場 関門時間14:00

42km地点関門チェックポイント。14:30到着。制限時間30分オーバー。

靴につけたチップを外して白馬の戦いは幕を閉じた。

この場所は長野オリンピックが開催された場所、スキージャンプ団体で金メダル、ふなきーーの場所。自分も完走して金メダルを獲得したかった。

ここからゴール会場までは2kmくらいだろうか⁈送迎バスはないらしく歩いて行くことに。

リタイアしたランナーがとぼとぼ歩く横を完走まであと少しのランナーが最後の力を振り絞って走り去っていくのがかっこよかった。

あーこの瞬間を自分も味わいたかった。

白馬のペンション街を抜けるといよいよゴール。ゴール手前のがんばれ自分の文字を見たら心打つものがあった。

いままでの道中を頭の中で振り返っていた。

ここを曲がればゴールゲート。しかしリタイアしたランナーはゴールゲートの横をぬけていく。当たり前だよね。

戻ってきたランナーはマイク実況で名前を紹介してもらいながらゴールゲートをくぐっていく。

それを横で見ているとやっぱり悔しさがこみあげてきた。ゴールしたかった。

この悔しい気持ちを糧にまた新たに成長していこうと思った。

ゴール会場

白馬国際クラシック28kmの部でサロモンがグローバルで展開する「Golden Trail National Series Japan(GTNS:ゴールデン・トレイル・ナショナルシリーズ・ジャパン)」の最終戦に出場した尾藤朋美さん。

以前スパルタンレースで朋美さんのチームで参加したご縁もあり応援も込めてその時のチームTシャツを着てレースに参加しました。

上位3名は海外レース(ポルトガル)の参加資格がかかっており優勝しますと何度も公言していた朋美さん。

結果がどうだったのか気になっていたらゴール会場でまさかの再会。

どうでしたか?と聞いたら大きな額に入った賞状を見せてくれて優勝したという言葉が。

まじですかーーー‼驚いたしほんとにすごい方だなと思いました。

白馬国際クラシックで優勝します(〇〇で〇〇します)とよく言っていますが公言することで逃げれない環境を自分で作って努力されている姿に毎回パワーをいただいています。今後の大会も応援しています!

今日が一番若い日。まだまだ今の自分を越していけるようこれからもがんばっていきます。

まとめ

白馬国際クラシック。白馬という場所はずっと行きたかったエリア。やっぱり素敵な所でした。

天気も快晴になり絶景をたくさん見ることが出来ました。

スタートしてすぐに蜂の襲撃にあった時はかなり焦ったし不安になりました。正直あの状況は逃げることは不可能だと思った。

刺されるか刺されないかは運次第。

同じ宿の人は刺されたあとそのまま病院にいって病室から白馬の山を見ていたと言っていたので怪我や蜂にはほんと気をつけないとですね。

コース上では馬に会ったりスキージャンプ台の横を通ったり雄大な自然の景色や黄金色の田んぼがあったり。いろいろな白馬の景色を見せてくれました。

白馬国際クラシックを完走する最大のポイントは42km地点のチェックポイント。

そこまではかなり厳しい時間設定なのでなんとかクリアしたかったな。そこをクリアしたら少しだけ余裕が持てるみたいなので。

今回完走できなかったのでこの悔しさをばねにリベンジできるよう今よりさらに成長していきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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