みなさんこんにちは。
ラン歴9年マラソンサブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/3/27に開催された【osj新城32k】に初挑戦してきました。
osj新城トレイル2022に参加した時のレース動画(Instagramリール1分)
日本屈指のハードコース
日本屈指のハードコース。osj新城トレイル32k
・制限時間は10時間・累積標高は2750m。
舞台は愛知県新城市。
岩場、鎖場、林道、厳しいアップダウンと様々な表情を変えるテクニカルなコース。
まさに壁を登っているような激坂。
どこまで自分の力が通用するか試すにはもってこいの大会です。
前日受付&参加賞
32kmは前日受付のみとなります。
開催日は2022年3/27(日)前日の土曜日はosj新城11kとキッズの部が開催されています。
今年の参加賞はcompressportのバイザーとPowerBar。
真っ白はなかなか自分では買わないからうれしかった。新城トレイル2022のロゴ入り。
宿泊
宿泊は会場内のモリトピア愛知に泊まりました。
一泊2500円はありがたい。
相部屋で大広間に8人。隣りとのスペースもしっかり確保してあるのでありがたかった。
翌朝のおにぎりは前日に受け取り可能。自分はおにぎり3つで450円。
宿の目の前がスタート・ゴール会場なのでアクセスは申し分ない。
駐車場&荷物
わたしは愛知県民なので車で現地入り。
駐車場も会場エリアに停めれたのでよかった。荷物は車の中へ。
電車で来られた方は大きなビニール袋の中に荷物をいれてブルーシートの上で預かってもらっていました。
補給食&エイド
補給食はエナジージェル4つ・アミノバイタルジェル1つ・クエン酸パウダー1つ・アミノ酸パウダー1つを今回用意しました。
個人的にはメダリストエナジージェルがおすすめです。高エネルギーの天然系ジェル。
エネルギー切れ、ガス欠対策です。
理由はサイズも薄く小さいのでかさばらずポケットに収納しやすいのが最大の魅力。
袋の開封もとてもしやすいです。
私のおすすめはブドウとはちみつです。
トレイルランニングの大会で山の中に入るとお腹が減ってハンガーノック(低血糖状態)になることがけっこうあります。
最低1時間に1回の補給を目安に常に動き続けれるエネルギー確保が必要になってきます。
そのほかアミノダイレクトもおすすめです。
アミノ酸を摂取で筋肉対策。クエン酸を摂取で乳酸対策につながります。
不安を解消してくれるランナーの強い味方です。
朝ごはんはおにぎり3つ食べました。
エイドではほぼ食べ物はないです。水のみになります。
一か所チョコとせんべい有り。
自分の感想としては補給食が少し足りなかったのでもう少し持って行った方がよかったです。
途中で足りないと気づきお腹が減っても補給しなかったので。ハンガーノックにもなりました。
なので補給食は必ず少し多めに持っていくことをおすすめします!
ロボットキンパ
韓国風海苔巻き・キンパの専門店。
前回別の大会で知り合ったランナーさんからosj新城で販売するからと教えていただいたので再会もかねて購入。
今回は小魚とナッツのクリームチーズキンパ。
小魚とナッツの触感がよくクリームチーズの洋風感もありでおいしかったです。
スタート&渋滞発生あり
32kmは8:00スタート、制限時間は10時間。
前日の11kmの部にも出場していたので体はやや重かった。
64kmの選手は7:00スタート。日本トップクラスの選手たちがスタートしていくのが見れるのでテンションがあがってきます。
スタートから約3kmは道幅も広く走れるコースなのでなるべく前の方に行った方がおすすめです。
3kmからは山道に入るのですが道幅が1人しか通れないので手前で大渋滞します。
自分は渋滞10分でしたが後ろの方は30分超えの渋滞になりますので要注意です!
ただ自分の想定ペースより速いエリアに入ってしまうとずっとオーバーペースになり後半もたなくなるのでそれも注意。
経験したことのない急登
日本屈指のハードコースというのは知っていたのだがいざ急登の目の前に立つともはや壁。
北尾根コース。経験したことのない威圧感。それも何回も何回も現れる。
ランナーの心を砕いてきます。登り切ったら再び急なくだり。
足元は岩や木の根っこで常に集中していないと怪我のおそれもあります。全く気が抜けません。
途中左足が攣ってその場に立ち止まる。まだ半分くらいなのに。
かなり不安な気持ちになる。暑さもあってか他の選手も足が攣って止まっている姿をよく見ました。
もっと大会前に登り方・くだり方の勉強をしておけばよかったと思った。あまりにもダメージが大きすぎたので…。
スタートから18kmくらいまでは走る所は全くないです。ずっと厳しい山登り。
棚山高原
20km付近からついに走れるエリア突入。
今まで我慢して山登りをしてきたので余計に気持ちよかった。
ただもうすでに足をかなり使ってしまい太もも、ふくらはぎが重い重い。
いつまた足が攣るのか不安を抱えながら進んだ。果たしてゴールまで持つのか。
23kmすぎから再び厳しい登り。もう気力で登っている感じ。
上は見上げず足元を見つめながら一歩ずつ一歩ずつ。いけるいける。
念じながら登るしかできなかった。
岩場の急なくだり
登った分だけ今度はくだる。西尾根・南尾根エリア。
鎖場ありでもう拷問である。それもかなり急なくだりで足元は岩場だらけで要注意。
足の置き場を誤れば大けがの危険あり。
慎重にくだった。この時はもう太ももがパンパンで歩くだけでもきつかった。
岩をつかんで手の力に頼るしかない状態。何回か足がもつれて危ない時もあった。
とにかく岩場なのでころんでぶつけたら怪我のリスク大である。
最後は気持ちよくくだってゴールしたいものだがそんなものは全くない。
最後まで鬼の新城。
マイクの声
まだかまだかとゴールを待ちわびながらすすんでいたその時!マイクの声が聞こえた。
ゴールした選手の名前を呼んでいる声。
あの瞬間は忘れない。帰ってきたんだ。
あと少しだ。余裕なんて全くないのでとにかく怪我をしないよう気を付けながらくだった。
キャンプ場を過ぎると応援の人達からおかえり~。
言葉のご褒美がうれしかったー。
魔法の言葉を聞くとなぜか再び走れちゃうんですよね。ほんと不思議。
ゴールまでゆっくりだが走った。
おそらく最後はかっこよく終わりたかったんだと思う。
ゴール
【7時間32分56秒】
そんな長い時間が過ぎていたこともよく分からなくなっていた。
それだけ過酷だった。ただ振り返るとよくあれだけの坂をのぼってくだったなと。
正直、山はもういいかなと思うくらい。大会じゃなかったら絶対途中でやめていたに違いない。
osj新城、トレランレースの中で日本屈指と名乗る意味が分かった気がした。
それを自ら体験できて本当によかった。
きっと今後につながる自信をこの大会からもらったような気がする。
まとめ
osj新城32km
日本屈指のハードコース・制限時間は10時間。
累積標高は2750mで岩場・鎖場・林道・厳しいアップダウンと様々な表情を変える。
己の力を試すには申し分ない大会。いざ挑戦するとその意味を分かっていただけるに違いない。
見たことのない壁のような急登。足元をみながら黙々と前に進むしかない。
もはや修行です。でも全てを乗り越えてゴールした時は間違いなく今後の自信につながるはずです。
ゴールした後はもう新城はでないと思ったのですが翌日には気持ちがまたでたいに変わっている自分もほんと怖かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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