【世界最高峰の障害物レース】スパルタンレース2022東京ドイツ村

大会記事

みなさんこんにちは。

ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/5/28に開催されたスパルタンレース東京ドイツ村に初挑戦してきました。

スーパー(エイジ)10kmとスプリント(オープン)5kmの2種目に出場。

そもそもスパルタンレース自体が初めての参加。

筋トレなど特別なことはせず自分の力がどこまで通用するか試してきました。

興味のある方はどのくらいのきつさなのか参考になると思います。

スパルタンレース2022東京ドイツ村に参加した時のレース動画になります【Instagramリール1分】

結果

記録:1:58:16 スーパー(エイジの部)

エイジ42/69 全体274/530

記録:完走 スプリント(オープンの部)

現実は厳しかった。

順位は全体の半分以下。

スパルタンレースデビュー戦の感想は想像以上のきつさでした。

走ることに関してはまずまず自信があったけどオブスタ(障害物)がかなりハード。

飛び越えたり持ち上げたりすることはなんとかクリアーできたけどぶら下がり系は大の苦手。

ほぼほぼ全滅でした。

失敗するとペナルティが、、。

ペナルティはバーピージャンプ30回。

(スクワット・腕立て・ジャンプを1セットとして連続して行うトレーニング)

これがまた超きつい。

行った後はふらふらで戦意喪失になります。

スパルタンレースを格闘技に例えるなら総合格闘技ですね。

トータルとしての力が必要になってきます。

ランは得意でもパワーがないとか筋肉系に自信があっても走れないではダメということです。

苦手分野があるとかなり苦戦します。

スパルタンレースとは?

スパルタンレースとは世界40ヵ国・年間170レース以上が開催されている世界最高峰であり最大級の障害物レースです。

日本では2017年5月に初開催されまだ歴史が新しい大会です。

ランに加え障害物が設置されており参加者の肉体のみで乗り越えゴールを目指すタフなレース。

障害物をクリアーできない場合はバーピージャンプを規定回数行うというハードなルールも設けられています。

レース種目・カテゴリー

今回私が出場した種目はスーパー(エイジ)とスプリント(オープン)の2種目。

スーパー:距離10km。オブスタ(障害物)25個。

スプリント:距離5km。オブスタ(障害物)20個。

また種目ごとに参加者カテゴリーがありエリート・エイジ・オープンの3つに分かれます。

エリート:トップクラスの選手で賞金もでます。

エイジ:年齢別のグループごとに商品や表彰及びランキングが記録される。

オープン:全ての人が参加でき個人でもチームでも楽しめる。

完走できる目安基準

制限時間が特にないので気持ちと根性があれば完走できます。(あまりに遅すぎはだめでしょうが)

またオブスタ(障害物)が仮に出来なくてもペナルティのバーピージャンプをやれば大丈夫。

先に進めます。

ただ言えるのはこのバーピージャンプが本当にキツイ。

1回のミスで30回。

正直30回やるだけでもしんどいです。

私は5回ミスったので合計150回のバーピーをやりました。

最後の方はもはやちゃんとできていません。

自分の腕で体を起こせなくなります。

力が入らないのです。

このときはさすがにヘロヘロ状態になります。

なので私の経験上200回以上のバーピーになると途中で逃げだしたくなるレベル。

ミスは7回くらいまでが限界かな。

そもそも200回はできないかもです、泣。

宿泊ホテル&出発

千葉県袖ケ浦駅目の前にある東横INNホテルに宿泊しました。

駅から徒歩2分、2019年10月オープンなので新しくてきれいです。

部屋からの眺めもよし。

この日はお客さんのほとんどがスパルタンレースに参加する人だった感じです。

ホテルから歩いて行ける『天然温泉湯舞音(ゆぶね)』があるのでおすすめです。

当日は車で現地入りしました(ホテルから約20分)。

天気は快晴、テンションが上がっていきます!

SPECIAL ZONE

今回はスパルタンの仲間でSPECIAL ZONEを手配して参加しました。

豪華景品、DJ、テラス、屋内、ドリンク昼食サービスなどなど名前の通りスペシャルでした。

テラスから眺める景色は日本ではなくアメリカを思わせる雰囲気が。

優雅なひとときを過ごさせていただきました。

一緒に参加した皆さんには感謝しかありません。

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オブスタ(障害物)全25種目・スーパーの部

  1. 4ft wall (壁登り)高さ120㎝
  2. 6ft wall (壁登り)高さ180㎝
  3. Hurdres (高い棒を乗り越える)
  4. 7ft wall (壁登り)高さ210㎝
  5. Twister (持ち手が回る雲梯)
  6. Bender (傾いている高い棒を乗り越える)
  7. Barbed wire crawl (有刺鉄線の下をくぐる)
  8. Bucket carry (重いバケツを運ぶ)
  9. Box jump (台を登って降りる)
  10. inverted wall (斜めの壁登り)
  11. Slip wall (ロープを使う壁登り)
  12. Plate drag (台車の上に乗ったプレートをロープで引っ張って運ぶ)
  13. Rope climb (ロープを登って上にあるベルを鳴らす)
  14. Monkey bar (雲梯・棒をつたってベルを鳴らす)
  15. Herculas hoist (ロープを使っておもりを上げる)40~50㎏
  16. Multi rig (リングをつかんでいきゴールのベルを鳴らす)
  17. Olympus(斜めの壁を渡ってベルを鳴らす)
  18. Stair way to sparta (高い壁を乗り越える)
  19. Spear throw (的を狙った槍投げ)
  20. Atlas carry (球を持ってポールを回って帰ってくる)
  21. Sand bag carry (重い砂袋運び)男性27.2㎏ 女性18.2㎏
  22. Vertical cargo (硬いネットを登って降りる)
  23. Z wall (曲がった壁を進んでいく)
  24. A frame cargo (強めのネットの壁登り)
  25. Fire jump (火を飛び越えてジャンプ)

スタート~6km

いよいよスパルタンレースのスタートです。

MCの掛け声に合わせて気合いも入っていきます。

前半はランが中心になります。

途中にオブスタ(障害物)があるのでペース配分がよく分かりませんでしたがとりあえず息が上がらないペースを心掛けて。

はじめの4ft wall・6ft wall・7ft wallやHurdresは想像よりもオブスタの高さがあった。

Twisterは結構失敗している人が多かったようだが自分はなんとかクリアー。

そこから約6kmはアップダウンのトレイルやミカン畑の中を走ったりします。

前半はなかなか調子よく進んでいました。

6km~8km

後半はオブスタが連続して現れます。

暑さのせいで息が上がり体力も削られていたのでここからが本当の勝負という感じになってきます。

Barbed wire crawlはわりと簡単に進んで行けました。

Bucket carryは結構な重さ。

そして歩く距離が長い。

途中木の切り株につまずいてこけそうになりかなり焦った。

どの位置でバケツを担いだらいいかいろいろ試した結果私は首の後ろに乗せて運ぶスタイルが一番よかったです。

片方の肩に乗せる人もいました。

Box jumpは踏み台昇降ですね。

inverted wall 壁が斜めになっているので腕の引き上げの力が必要。

Slip wall。ロープを使って登って降りる。

これは問題なし。

Plate drag、これは重かった。

ひっぱる力をかなり使います。

Rope climbは一度知り合いに教えてもらっていたのでなんとかクリアー。

足にロープを巻きつけて固定する、これが重要。

手だけで登っていく人もいるが自分の力では到底無理。

Monkey barは一番苦手な種目だった。

全くできる気がしない。

棒が太くて幅が広く高さも違う。

体の使い方がよく分からずグチャグチャなのでこれは練習が必要だった。

自分より小柄な女性でもちゃんとできている人がいたので本当にすごいと思った。

Herculas hoist、これもきつかった。(ずっと重いやきついしかいっていない、、。)

持ち上げるおもりが40~50㎏⁉くらいあるので手の握力が必要になってきます。

途中で手を放してしまったらもったいない。

再び持ち上げるのが本当に大変だからです。

ぎりぎりでクリアーできたが余裕は全くなし。

Multi rigは吊り輪。

これもダメ。

体の使い方が分からずすぐに落ちた。

この時に分かったが私はぶら下がり系が大の苦手。

これを克服しない限り毎回バーピー確定だ。

8km~ゴール

Spear throwは的を狙う槍投げ。

一度友達と練習したことはあったがイメージがつかめず。

ほぼぶっつけ本番。

ポイントを思い返しながらロープは奥にやったり的の上の方を狙ったりと確認はする。

落ち着いて一度深呼吸。

呼吸を整えいざトライ、、、。

残念。

槍の先が横を向いてしまいほしいというレベルではなかった。

自己採点0点。

これも練習が必要だと思った。

Atlas carryでは一瞬時が止まった。

ん?

丸い球を持ち上げてポールを折り返してくるのだがそもそも球が持ちあがらない。

とにかく重い。

一歩間違えれば腰を痛めるレベルだ。

いろいろ試してみたが私は足の甲の上に一度のせてから指を下に入れて持ち上げた。

落としたらまた持ち上げなければならないので意地でも落とさないと決めなんとか粘り切った。

あれは重すぎるでしょ笑。

Sand bag carryは男性27.2㎏ 女性18.2㎏の砂袋を担いで歩く。

袋を掴む指が結構きつかった。

握力が入らなくなるのだ。

Vertical cargoは問題なし。

Z wallは慎重に進んでいけば大丈夫だった。

高い所はそんなに得意ではないがA frame cargoの高さならそこまで気にならなかった。

最後のオブスタFire jump。

木が燃えている炎の上をジャンプして飛び越えたら目の前はゴール!

初めてのスパルタンレース。

どれも新鮮な気持ちで挑むことが出来た。

感想はとても10kmとは思えないくらい長く感じた。

体の疲労度は半端ない。

下半身はランニングで鍛えているからまずまず大丈夫だったが上半身がとんでもないことに。

腕、腰、背筋、首、肩、胸筋。

普段鍛えていない所が悲鳴を上げた。

そしてオブスタを5回ミスしたのでペナルティーのバーピージャンプ30回×5セット。

合計150回。

ある意味これが一番しんどかったかも。

最後の方は腕がパンパンで自分の体が起こせなくなり立ち上がることができない。

頭はフラフラ。

スパルタンレースは想像以上にタフでハードだった。

まとめ

スパルタンレースとは

走れてスタミナがあって筋肉パワーもあってバランス感覚に優れている。

なんでもできるアスリート、そんな印象。

私の場合は走ることはそこまで苦ではないけどぶら下がり系やパワー系は弱い。

ミスをするとペナルティのバーピージャンプ(30回)があるので極力ミスりたくない。

このバーピーが想像以上にキツイし精神的にこたえる。

走るスピードが多少遅くてもミスが少ない人の方がタイムはきっと速いだろう。

正直もう少しいけると思っていたが現実はそこまで甘くなかった。

でも自分の知らない世界を知れただけでも挑戦してよかった。

世の中にはまだまだ知らないことだらけ。

新たに自分の体と向き合いながらトレーニングして今後も成長していけるようがんばっていこうと思いました。

AROO!!(※AROOとはスパルタンレースでの掛け声)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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