【大阪マラソン2023】自己ベストへの挑戦、おばちゃんの一言で覚醒⁈

大会記事

みなさんこんにちは。

ラン歴10年サブ3.5ランナー(3:24:07)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2023/2/26に開催された【大阪マラソン2023】に挑戦してきました。

3年ぶりの熱い応援が復活!

参加ランナーは3万人。

これだけの大きな大会に出場するのは私自身初めてになります。

今回は自己ベスト更新を狙いにいったためレース中の写真を撮っていません。

スタート前、ゴール後の写真になりますのでよろしくお願いします。

大阪マラソン2023の動画になります【Instagramリール】

この記事を執筆している筆者の簡単なプロフィールになります。アシックス大好きランナーでもあります。

  • 34歳(はじめは10km走れない状態)からランニングを始め現在44歳
  • フルマラソン3:24:07(2022) みえ松阪マラソン
  • ハーフマラソン1:29:29(2022)ぎふ清流ハーフマラソン
  • 10km39:27(2023) 刈谷市かきつばたマラソン
  • 100kmトレイルランニング完走20:26:48(2022)奥信濃100
  • 100kmウルトラマラソン完走13:28:26(2022)野辺山
筆者

結果

大阪マラソン2023の結果になります。

記録:3:23:27(ネット) 3:24:52(グロス)

目標としていた自己ベストを更新することができました。

今までの記録(3:24:07)を40秒更新。

今シーズン最後のフルマラソン(4本目)をいい形で終えることができ正直ホッとしています。

名古屋から大阪へ

名古屋から新大阪までは新幹線で向かいました。

ホームに到着するといきなり目の前にはキティーちゃんの新幹線が。

こんなのあるんだ。なんかいきなり得した気分になりました。

その後は駅構内でお昼ごはん。

いろいろあるお店の中で北極星のオムライスを選択。

薄い卵でフワッと包まれていて美味しかったです。

再び入場券を買って新幹線乗り場へ。

その目的はまだ一度も生で見たことがないドクターイエローを見るため。

掲示板には回送と表示され、9から始まる列車番号がドクターイエローらしい。

駅のホームにはズラーーっと大勢の人が待機。

なんか異様な光景でした。

ドクターイエローにも会えて幸先いいスタートになりました。

受付会場

受付会場のインテックス大阪には14時に到着。

新大阪からは電車を3回乗り継いで向かいます(約45分)。

けっこう遠い。

会場内に入る手前から行列がたくさんできていて人であふれていた。

さすがは都市型マラソン。

規模が違う。

体調管理アプリやワクチン接種証明書を見せたらゼッケンの引き換えへ向かいます。

その後はTシャツをいただき出展ブースエリアへ。

大きなメッセージボードがあり『PB更新』という文字を書いた。

楽しい大阪になりますようにと願いを込めて。

今年のTシャツはこんな感じです。

受付後

会場を後にして梅田のホテルへチェックイン。

荷物を置いて腹ごしらえのため梅田の街へ。

大阪の街は何十年ぶりだろう…。

行ったことはあるがほとんど記憶がない。

知らない土地を歩くのはいいものだ。

マラソン大会とは別の楽しみ。

それはご当地グルメを楽しむこと。

大阪に来たらやっぱり粉もんでしょ。

お好み焼きの名店ゆかりさんへ。

目の前で焼いてくれるお好み焼きをじーーっと眺める。

この時間がまたいい。

出来上がり一口ぱくり、何この感覚⁈

こんなフワッフワなお好み焼きは初めてだったかも。

幸せのうまさでした。

大阪を走って大阪を食べる。

私にとってはこれが一番の旅なのです。

当日の朝

6:30。

JR大阪駅から大阪城公園駅へ。

冷たい朝だったけど風がなくて気持ちがよかった。

ランナーの流れに沿って会場へ向かう。

検温所はおでこにピッでははく自動カメラセンサーだったのでそのまま通り抜ける感じ。

渋滞せずにすんなり中へ入れました。

朝焼けの空には大阪城がきれいにそびえたっていた。

スタートブロックはA~Kまであります。

さすがは大阪マラソン。

荷物預けの側には桜の花が満開に咲いていて素晴らしかった。

荷物預けからスタート地点へ移動

大阪マラソンは荷物を預けてからスタート地点までがものすごく遠い。(徒歩30分)

まちがいなく過去に参加した大会の中でダントツの1位。

整列(Bブロック)の関門時間が9:00。

トイレにも行かないといけない。

何時に荷物を預けて出発したらいいのかけっこう迷うのです。

早い時間からレースの恰好になるのは寒かったのでぎりぎりまで服を着ていたかったのが本音。

ちなみに私は8:00に荷物を預けたのですが結果的にはちょうどよかったです。

途中階段を上がっていくのだがその光景を目にした瞬間「えっ⁈」っとなった。

まるで初詣みたい。

衝撃すぎた。

上から人が倒れてきたらやばいなと少し恐怖を感じた。

その後も歩く、歩く、ひたすら歩く。

すると今度は立ち止まる。

人の流れが明らかに遅くなる。

人数制限をしているのか?

どんな状況なんだ?

トイレやアップの時間に間に合うのか心配になってきた。

再び流れ始めたがとにかく人が多すぎるのでこれはまずいと思いアップがてら隙間をぬって小走りで向かった。

スタート会場へようやく到着。

トイレは思ったより混んでいなかったのでとりあえず一安心。

アップをするところを探したがあまりないので前もってしておいた方がいいかもしれません。

8:45整列完了。

スタート30分前はいつものカツサプを補給。

カツサプはレース中の筋疲労による筋ケイレン(足攣り)を抑止してくれます。

私は勝負レースの時に毎回使用しています。

そして大会翌日のダメージを受けた体を、”最短の期間”で回復させてくれる補給食です。

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本当は9:00スタートだったらいいのだが大阪マラソンは9:15。

整列してからスタートまでが長い。

ラン友さんと並んでいたので会話をしながら過ごせたけど一人だったらけっこうしんどかったかもしれない。

トイレや寒さの問題に直結してくる。

都市型マラソンの洗礼を受けた。

スタート

今回の目標は自己ベスト更新の【3:24:07切り】

目安のペースは1km4:50。

相棒シューズはアシックスのエボライド3で勝負。

エボライド3の詳しい記事はこちら>>

9:15スタート。

気温5℃。

コブクロの「大阪SOUL」を聞きながら大阪マラソンがついに始まった。

ゲストは森脇健児さん、アンミカさん、山中伸弥教授など。コブクロの小渕さんは実際に大阪マラソンを走っていました。

Bブロックだとスタートラインを越えるのに1:20のタイム差。

最初の1kmはランナー渋滞もあり5:06のペースで入る。

思ったよりはマシだったかな。

2km以降は1km4:45前後で走った。

5kmまでは造幣局や大阪市役所、中央公会堂などみどころいっぱいで気持ちよく走れます。

【補足】

大阪マラソンは折り返しが多いのが特徴。

全部で5か所あります。

折り返しポイントでは大阪らしく太陽の塔、ビリケンさん、ショートカットできまへんなどランナーを楽しませてくれる工夫がいっぱい。

コースは緩やかに上って緩やかに下るを繰り返すイメージ。

基本はほぼフラット。

30km以降に少し坂があります。

太陽の塔
ビリケンさん
ショートカットできまへん

5km~20km

5kmからは御堂筋、難波、京セラドーム大阪、なにわ筋を走って行きます。

沿道の応援は途切れることなくずっとパワーをいただけます。

レース中はとにかくイーブンペースを心掛ける。

速くなったらペースを落とす。

最近自分の流行りである「頑張らない」「ラクに」を意識して。

たんたんと同じテンポで走ることに集中した。

大阪マラソンの作戦は8kmごとにジェルの補給(8km、16km、24km、32km、計4本)

その他にも塩タブレット4粒、塩ジェル、2RUNなどを装備。

ここまでは問題なく順調にきています。

筆者が何度も救われたおすすめ補給食はこちら>>

大阪マラソンの装備

20km~30km

20kmからはなにわ筋、天王寺、千日前通を走って行きます。

この区間(20km~30km)の10kmは最近走った神戸マラソンやみえ松阪マラソンと比べるとほんの少しだけ余裕があるように感じた。

大阪を初めて走る喜びや応援の熱気が力をくれた気がした。

ただひとつだけ難しいなと思ったことは緩やかな上りの時に集中力が切れるとペースがガクッと落ちて疲れを感じたこと。

フラットなのか緩やかな坂なのか見た目では分かりにくいので細かなペース変化の対応が鍵になってきます。

こういう細かい変化が何回もあるコースは今回の大阪マラソンが初めてかもしれない。

30km~40km

30km~40km。

さぁここからが本当のフルマラソンのはじまり。

どんなドラマが待っているんだろう。

きついのは当たり前、苦しいのは当たり前。

大阪マラソンはこの区間が一番の難所。

ついに坂がお出迎え。

左の前太ももに少しだけ足攣りを感じ始めていた。

アップダウンがさらに足を消耗させる。

体も足も集中力も前半とは明らかに違い疲れがでていたが都市型マラソンならではの恩恵もあった。

それはレース中単独走に一度もならなかったこと。

自分が知っているフルマラソンは必ずひとりで走る時間帯があるが今回は全くない。

3万人のランナーが出場しているだけあって同じペースの人が毎回すぐ近くにいるのだ。

だからこの人って決めたらあとは後ろをついていくだけ。

ずっとこの繰り返し。

この点はかなり助けてもらった。

37km過ぎ、この大会一番のポイントがやってきた。

ずっと4分台で走っていたペースがついに5分台に突入した。

やばい、力が入らなくなってきた。

左の前太ももが再び攣り始めているのが分かった。

ペースが落ちはじめてからのマラソンはもう地獄でしかない。

いままでの経験上そんなイメージしかわかない。

しかし今回は違った。

そこからもう一度ペース(1km4分台)を戻せたのだ。

何が起こったのか?

何がそうさせたのか?

踏ん張れた要因は3つ。

・今シーズン最後のフルマラソンだったのでなんとしてもPB更新したかった

・SNSで自己ベスト更新するという目標を公言することで逃げれない状況を作ったこと

・打ち上げのビールを100倍美味しく飲むため

これらがなかったらおそらくズルズル垂れていったと思う。

ここぞという時に踏ん張るための武器は間違いなく必要だ。

そして40km手前、一番苦しい時に一人の女性からとてつもないパワーをいただいた。

こてこての大阪のおばちゃんでパーマヘアー。

目の前を通り過ぎた瞬間、両目をグッと見開き力強く迫力のある声で

『あんたっ!、絶対あきらめたらあかんで!!!』

、、、。

こんな響いた応援は初めてだったかもしれない。

全く知らない人なのにここまで真剣に応援できないよ、ふつうは。

走りながらこみ上げてくるものがあった。

おばちゃんのためにも絶対あきらめないと心に火が付いた。

40km~ゴール

40kmの看板を過ぎた。

残りは2.195km。

目標は【自己ベスト更新】。

もうすぐ終わってしまうけど悔いはないのか?

限界までだしきれたのか?

自分に問いかけていた。

37km過ぎでいったんペースが5分台になったけど

38km 4:58

39km 4:48

40km 4:55

41km 4:50

気持ちと執念で再び4分台へ。

マラソン人生初めてペースを上げることができた。

今まではペースが一度落ちたらどんどん失速かよくて現状維持が精一杯だった。

成長してる。

自分まだ進化してる。

残り1km。

大阪城公園に戻ってくるとコースの沿道両脇には応援の人、人、人。

そして大阪城がどーーーーーん。

その光景を目にしたらまたスイッチが入った。

足攣りの不安はあったが多くのランナーを抜いていった。

あーーーー、この感覚、久しぶり。

気持ちいいーーーーー。

最近はラストになるとどんどん抜かれてなんとかゴールで全然気持ちよくなかったから。

残りは直線のみ。

前方にゴールゲートが見えた。

人と人の間をすり抜けながら最後は全力を出し切ってゴールした。

大きな黄色い時計を見たがベストタイムは過ぎていた。

果たして自己ベスト更新はできたのか?

自分の時計を見た。

3:23:36。

今までの自己ベストが3:24:07なのでおそらくは大丈夫なはず。

、、、。

あーーーーーよかった。

最後まであきらめないで本当によかった。

涙はでなかったが胸の奥が熱くなった。

今回は目標タイムではなくとにかく自己ベストを更新したかったから。

ゴールゲートに一礼して42.195kmの旅は終わった。

ゴール後

ゴール後は流れに沿って前へ前へと進んで行きます。

アクエリアス、フィニッシャータオル(ブランケット)、完走メダル、お菓子。

全てを受け取り手荷物をもらって私の大阪マラソンは終了した。

その後は新大阪にある「ひなたの湯」へ。

マラソン後のお風呂はなんともいえない至福の時間。

レースを振り返りながらしばし湯船の中で余韻に浸った。

17:00。

しっぽやさんへ。

大阪マラソンと同じくらい楽しみにしていた打ち上げへ。

Instagramで知り合ったランナーさんばかり。

ほとんどの方が初対面なのに皆さんとてもいい雰囲気。

マラソンの興奮もあってか打ち解けるのがはやいはやい。

同じランニングチームのメンバーといってもいいくらい。

それぞれの大阪マラソンストーリーが聞けて楽しい時間を過ごすことができました。

みなさん本当にありがとございました。

またどこかでお会いしましょう。

【おまけ】

大阪マラソン完走メダル

EXPOで買った大阪マラソン2023の帽子

まとめ

大阪マラソン2023。

3万人が走る都市型マラソン。

3年ぶりとなる熱い応援や大阪の街を走れる喜びを感じながら挑戦してきました。

自分にとっては今シーズン最後のフルマラソン。

目標は【3:24:07切り】自己ベスト更新になります。

37km過ぎでペースが一度落ちて弱気になったけどそこから再びペースを戻せたことが今回大きな収穫だった。

・応援の力

・仲間の力

・自分を信じる力

・打ち上げの力

様々な力が自分の背中を強く押してくれた。

これらがなかったらおそらく自己ベスト更新することはできなかったと思う。

マラソンはひとりじゃないんですよね、本当に。

いろんな力が支えてくれる。

そしてそれに応えたいという気持ちがあるから踏ん張れるんだと思う。

いい時もそうじゃない時もそりゃありますがみんながんばっていますもん。

だから自分も頑張れる。

走ることがやめられないのは、頑張り続ける自分でいられるから。

頑張ることがあるって幸せなこと。

こんな楽しいことはなかなかありません。

走ることに出会えて本当によかったです。

次の挑戦は4/16開催の富士五湖ウルトラマラソン118kmになります。

100kmウルトラは何回かあるけど118kmは未知の世界。

どんな世界が待っているんだろう。

完走できるようまた新たに挑戦していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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