みなさんこんにちは。
ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:12:46)が2025/2/8に開催された大紀町シーサイドトレイルに参加してきました。
ずっと出てみたかった大会、大紀町シーサイドトレイル。
最近はフルマラソンモードだったのでトレイルの大会を控えていました。
翌週には本命の京都マラソンが入っているけどたまには山を走りたいという気持ちが勝りエントリー。
大好きなKTFさんの大会でもあり久々のトレランを楽しんできました。
レース内容をすぐに読みたい方は
「4.スタート」からご覧ください。
長文になりますが最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
【大紀町シーサイドトレイル】レース動画(Instagramリール)
この記事を執筆している筆者の簡単なプロフィールになります。
現在の目標はマラソンサブ3。
アシックス大好きランナーでもあります。
- 34歳(はじめは10km走れない状態)からランニングを始め現在46歳
- 初フルマラソン5:35:29(2015) 名古屋アドベンチャーマラソン
- フルマラソン3:12:46(2024) みえ松阪マラソン
- ハーフマラソン1:27:20(2024)東京レガシ―ハーフマラソン
- 10km39:27(2023) 刈谷市かきつばたマラソン
- 100kmトレイルランニング完走24:05:29(2024)志賀高原100
- 100kmウルトラマラソン完走11:41:38(2024)飛騨高山
- 118kmウルトラマラソン完走14:32:45(2023)チャレンジ富士五湖
- 100マイルトレイルランニング完走44:15:44(2024) Mt.FUJI100


結果

大紀町シーサイドトレイル2025の結果になります(ロング23km)
記録:4:55:50 【制限時間は7時間30分】
大好きなKTFさんの大会。
今回はタイムや順位は気にせず久々のトレランをヨシさんと楽しんできました。
会場は三重県大紀町。
青い海、真っ白な砂浜。
絶景ビーチは感動ものです。
トロピカルガーデンはヤシの木の存在で南国気分が味わえます。
コース

大紀町シーサイドトレイル(ロング23km)は熊野灘とリアス式海岸や海跡湖の眺めを楽しめる絶景コース。
累積標高は1700m。
たまご浜と座佐浜ビーチはナイスビュー過ぎて感動間違いなしです。
走れる所は少なめでアップダウン多め。
エイドステーションは9.8km地点に1か所です。
最高地点の姫越山(503m)は前半に現れるのでここで脚を使い切らないことがポイント。
なかなかの急登になります。
当日の朝

4:30
ご近所のヨシさんと車で出発。
ただこの日は最悪の天気だった。
大寒波襲来。
滅多に降らない雪が降って高速道路が部分的通行止めに。
行かないという選択も考えたが車を走らせた。
下道に降りてからがもう大変。
桑名、四日市、鈴鹿は視界真っ白。
辺り一面雪だった。
途中スリップ事故を3台目撃する。
本来2時間30分で到着する予定が実際には4時間30分かかった。

会場に着いた時はもうヘトヘトだった。
向かっている途中スタート時間には間に合わないと諦めていたがスタート5分前に受付完了。
本当に今から走るの⁈って思った。
急いでゼッケンをつけそのままスタートゲートへ猛ダッシュ。
「今ならまだ大丈夫、早く行ってー」と言われる。
ランナーはもうスタートして誰もいなかったがぎりぎりスタッフの方がスタートさせてくれた。
その節は本当にありがとうございました。
なんというスタートの仕方。
ハラハラ過ぎてアドレナリン全開。
もう笑うしかなかった。








スタート~10km

9:00
大紀町シーサイドトレイル(ロング23kmの部)がスタートした。
誰もいないスタートゲートをくぐりダッシュで最後尾に追いつく。
こんなぎりぎりなスタートは人生初でした、泣。(そもそも間に合ってない)
一番後ろで待っててくれたヨシさんと合流。
ここまで来る途中いろんなことがあったけど無事にスタートできて本当によかった。
海、山、船。
大紀町は漁師街なのが伺える。
大きな大漁旗を振ってランナーを歓迎してくれる。
こういう雰囲気は心が温まってとても好き。





スタートから約1.7km。
階段が現れた。
入り口はどうやら2か所。
階段を上ったあとは毎年渋滞になるみたいなのでけっこう飛ばした。(キロ4:30)


少し歩くとトレイル区間がはじまります。
基本シングルトラックなので追い越すのはなかなか難しいです。
登山?
ハイキング?
全体の後方だったのもありのんびりゆっくりペースで。
タイムを狙っていないので問題なかったが少しでも早くゴールしたい人はこの階段までが勝負です。


4.5kmの姫越山(503m)まではひたすら登り。
コースはかなり急登なので息が上がります。
9:57
スタートして約1時間が経過。
姫越山山頂に到着。
山頂からはきれいな地平線を眺めることができます。
目の前には大きな海、大きな空。
ここまで登ってきたご褒美をしっかりいただけます。








10:32
山を下り終えると一気に景色が変わった。
、、、。
開放的な空間に思わず気持ちいいーと声が出た。
9.8km
大会唯一のエイドステーションに到着。
ミルクティーにコーラ。
いちご、バナナ、お菓子。
少しの間休憩する。
コンソメスープはアツアツを提供していただけるので生き返ります。
トイレを済ませるとここからは絶景ビーチに向かって走って行きます。











10km~20km

ひと山越えるとたまご浜が見えてきます。
ずっと山の中だったのでいきなり浜が現れてビックリ。
何⁈
この非現実感。
山から海へ。
この切り替わる瞬間がなんとも言えない。









「アナタの走りイケテル❤」
KTFさんの大会は目線の先に素敵なメッセージボードがたくさん登場します。
毎回言葉選びがおもしろいのでランナーは楽しい気持ちに。
古和浦湾の絶景ポイントを通過すると座佐浜ビーチを目指して行きます。
無事に山を下り終えると木々の隙間から海が見えてきた。
、、、。
出たーーー。
最高ーーーーー!
目の前には絶景が。
ここは無人島なの⁈
見たことない景色に衝撃が走った。









足元は砂利になっているので歩きにくい。
ジャリ、ジャリ、ジャリ(ダジャレではない)
石がこすれて音が鳴る。
トレランでこういうコースを走るのってあんまりないなー。
レース中だから早く行かないといけないのにこの場所にもっといたかった。
プラス、ポジティブ、パワー、身体にいい気がどんどん入ってくる。
ここはまさにパワースポットだった。




ここから再び山の中へ。
15kmまで急な登りが始まります。
久々のトレラン、登りってこんなにきつかったっけ。
何度も足が止まりそうになる。
視線の先にある文字が気になった。
「ここを楽しんでいる自分がいたらヘ○タイ認定です」
へ○タイ。
もう慣れた言葉だが嫌いじゃない。
こんなに苦しい思いをしているのにどこかで楽しんでる自分がいる。
自分でもヘ○タイって思うことがたまにあるがこうやって認定されるとなんかうれしくなった。






429m
座佐の高に到着。
この場所は座佐浜と海跡湖を見下ろす絶景ポイントになります。
「サイコー過ぎるだろー‼」
「この絶景を見せたかったのよー‼」
ここでもセンスある看板が楽しい気持ちにさせてくれる。
苦労して登り切ったあとに見る景色は特別だった。




登ったあとは下りが待っている。
おそらくこの大会一番の激下り。
ヨシさんには先に行ってもらい下で合流する作戦。(ヨシさんは速い)
下りがとにかく苦手な私は慎重かつつまづかないように。
自分でも慎重すぎるだろって毎回思う。
一応100マイル完走してるんだけどな、、、。
軽快なステップで横を抜いて行くランナーを見てはなんであんなに速く下れるんだろうと毎回思う私なのです。




「もういっちょビーチランスタート!!」
ワクワクしながら進んで行くと一直線に伸びる地平線。
またどんでもない絶景に巡り合った。
どこを走ったらいいのか分からないくらい広いビーチ。
トレランなのにビーチを走る。
こういうのすごくいい。
知らないだけで日本にはまだまだ素晴らしい絶景がたくさんあるんだろうな。
大会のおかげで大紀町の素晴らしさに触れることができた。










18km
最後の山ゾーンへ。
距離は18kmだけどこれまでのアップダウンでけっこう疲れていた。





20kmを過ぎるとボランティアのしんじさんを発見。
最近大会では100%会えてる感じ。
朝の受付から助けてもらいなんとかスタートさせてもらった。
感謝しかないです。


階段ゾーンを抜けると開けた場所に出た。
塩浜山村広場らしい。
ここでも見たことない景色に癒された。










トロピカルガーデンまで550m。
そのすぐ先には残り1kmの文字が。
いよいよゴールかぁ。
ずっと楽しい気持ちだった。




あっ!
エガちゃんの【アンタ、最高だよー‼】
このメッセージボードはほんとテンション上がるんです。
(KTFさんの大会では何度もパワーをいただいてきた)
その少し先、
おかえりなさい‼
長旅お疲れ様‼
最後にこういうメッセージはほんとうれしい。
幸せな気持ちになった。




木々の隙間からゴール会場が見えた。
「無事に帰ってくれて有難う‼」
怪我無く無事に、それが一番大事なこと。



最後はトロピカルガーデンを一周してゴールに向かう。
晴れているのに空からは粉雪が舞っていた。
ヤシの木、青い海、白い砂浜。
真冬なのにトロピカルガーデン。
真逆な感じがとてもいい。
朝家を出発する時は会場に着けるのだろうか?
レースには出場しているのだろうか?
ハラハラドキドキだったけど今こうしてゴールの瞬間を迎えている。
なんか夢を見ているようだった。
こんな濃い一日はそうそうないと思った。
ご一緒してくれたヨシさん、ありがとう。
思い出に残る大紀町になった。











まとめ
ずっと出てみたかった大会、大紀町シーサイドトレイル。
朝は大寒波襲来で高速道路が部分的通行止めに。
雪のため会場まで行けるのか?
レースには出られるのか?
ずっとヒヤヒヤだったけど無事にスタートすることができた。
コースはトレイルなのに絶景ビーチが何度も現れる。
こんなトレラン、あまり経験無いかも。
非現実の景色に何度も癒された。
知らない大会に出るのってやっぱりいいな。
久々のトレランでリフレッシュできました。
さぁ来週はいよいよ本命の京都マラソン。
3:10:00切り(サブシュガー)を目指して挑戦してきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おまけ
レース後に振舞われたきのこ汁が絶品。
とにかく寒かったのでアツアツの汁が体に染みた。




最後の最後、あつしさんに会えた。

終わった後は雪降る中、阿曽温泉へ。
気持ちよかったぁー。

レース後は帰る予定だったけど雪のため急遽松阪に泊まることに。
鶏焼肉で打ち上げ。
その後も一人加わり乾杯。
最後はホテルで乾杯。
ヨシさんありがとう!
楽しかったぁー。






翌朝の御在所パーキング。
まだめっちゃ雪残ってました。


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