【渥美半島ウルトラネイチャーラン】絶景、大山、豪華エイド。想像以上だった73kmの旅

大会記事

みなさんこんにちは。

ラン歴13年のみつ (@hiroki.mitsunaga) が2026/4/18に開催された渥美半島ウルトラネイチャーラン73kmに参加してきました。

ずっと出てみたかった大会、ようやく念願叶いました。

最近はガチレースばかりだったので、今回はエイドもしっかり楽しむプランで。

ネイチャーは「キツイよ」と聞いていたけど、まさにその通り。

想像以上にタフなコースでびっくり。

山あり、海あり、砂浜あり、灯台あり、そして果てしなく続く海岸線あり。

まさにネイチャーの名にふさわしいコースです。

景色は絶景。

エイドは超豪華。

大会全体の雰囲気も素晴らしく、魅力あふれる大会でした。

レース内容をすぐに読みたい方は

「4.スタート」からご覧ください。

この記事を執筆している筆者の簡単なプロフィールになります。

現在の目標はウルトラサブ10(飛騨高山で)

アシックス大好きランナーでもあります。

  • 34歳(はじめは10km走れない状態)からランニングを始め現在47歳
  • 初フル5:35:29(2015) 名古屋アドベンチャーマラソン
  • フル2:58:37(2026) にしおマラソン
  • ハーフ1:23:51(2025) お伊勢さんマラソン
  • 10km39:27(2023) 刈谷市かきつばたマラソン
  • 100kmウルトラマラソン完走10:24:26(2025)チャレンジ富士五湖
  • 100kmトレイルランニング完走24:05:29(2024)志賀高原100
  • 100マイルトレイルランニング完走44:15:44(2024) Mt.FUJI100

結果

完走証

渥美半島ウルトラネイチャーラン2026(73km)の結果になります。

記録 8:41:45

ネイチャーは「きついよ」と聞いていたけど、想像以上にきつかった。

15kmくらいで現れる大山のトレイル。

山があるのは知っていたが、この山がエグすぎる。

アップダウンは急だし、本格トレイルだし。

久々のトレランは楽しかったけどウルトラのコースに入れるとは、、、。

恐るべし、ネイチャー。

最近はタイムを狙うガチレースが続いていたので、今回は少し違う楽しみ方で。

エイドで立ち止まり、地元の味をいただき、ボランティアの皆さんと会話をする。

速さだけを追い求めるレースでは味わえない時間がそこにはありました。

きつかった。

でも楽しかった。

そしてまた来年も走りたくなるような。

そんな不思議な魅力を持った73kmの旅でした。

コース

73kmのコースになります。(100kmはさらに北エリアを走ります。)

スタート、ゴールはサンテパルクたはら。

渥美半島を時計回りにぐるっと一周します。

海沿いを気持ちよく走る大会に見えますが、このコースには大きな落とし穴があります。

それが15km付近に待ち構える大山。

標高は328m。

数字だけ見るとそれほど高く感じないかもしれませんが、実際に走ると想像以上に手強い存在でした。

上りは息が上がる急勾配。

そして下りも容赦ありません。

「ちょっとした山道」ではなく、本格的なトレイルコースです。

特に下りでガンガン行くと途中で前ももがやられるので要注意。

大山を越えると、渥美半島ならではの景色が次々と現れます。

波の音が心地よい砂浜。

遠くまで見渡せる海岸線。

青空に映える風車。

キャベツ畑に咲く黄色い花。

走りながら何度も足を止めて写真を撮りたくなるほど、美しい景色が続きます。

ただ40km過ぎから始まる海岸線の一本道。

景色は素晴らしいけど、変化が少ないため距離以上に長く感じます。

脚だけでなく、心のスタミナも試される区間でした。

渥美半島ウルトラネイチャーラン。

その名前の通り、自然の美しさと厳しさを存分に味わえる大会です。

当日の朝

3:00

自宅を出発。(スタートは7時)

車で約2時間。

5:10

駐車場に到着。

そこからマイクロバスに乗りかえて5分。

会場のサンテパルクたはらに到着。

ちょうど夜明けのタイミングだったので気持ちよかった。

外はまだ肌寒かったので、室内へ。(雨が降っても大丈夫なので安心)

ラン友さんにも会えて楽しいひとときを過ごす。

6:30

荷物を預け、トイレを済ませて準備完了。

フルマラソンとは違い、リラックスモード全開だった。

いまからウルトラを走るのかー。

タイムやペースを気にしないってこんなに気持ちが楽なんだ。

この感覚、久しぶりだった。

スタート1分前。

今回のプランは5:15~5:30をイメージして。(走れる所は)

頭の中には、6月に控えた飛騨高山ウルトラマラソンのサブ10挑戦があった。

補給のタイミング。

脚の使い方。

後半に向けた余力の残し方。

今日はその予行練習でもある。

号砲を待ちながら大きく深呼吸する。

スーーーーハーーーー。

久しぶりのウルトラマラソン。

73kmの旅を楽しんできます。

いいのわたるさん
室内からスタート

スタート~10km

7:00

プーーーーーー。

エアホーンの音が会場に鳴り響いた。

さっきまでリラックスしていたはずなのに、自然と気持ちがレースモードになっていく。

スタート位置は前から3列目。

ほぼ先頭だ。

とはいえ、周りを見渡しても誰も積極的に前へ出ようとしない。

フルマラソンなら少しでも前に並ぼうとするのに、ウルトラマラソンではどこか様子が違う。

「急いでも73kmあるしね」

そんな空気が漂っていた。

スタート直後はヨシさんと並んで走り始めた。

空を見上げると厚い雲が広がっている。

日差しはなく、気温もちょうどいい。

暑さとの戦いになることが多いウルトラマラソンだが、この日はまさにベストコンディションだった。

会場を離れると、ランナーの列は歩道へと続いていく。

その感覚がなんだか懐かしかった。

最近まで走っていたフルマラソンは交通規制された広い車道の真ん中を走ることが当たり前だった。

けれど今日は違う。

信号があり、歩道があり、街の景色が流れていく。

レースというより旅に近い。

順位やタイムを競うというより、自分の足で渥美半島を巡る長い旅の始まり。

そんな気持ちで、ゆっくりと走り出した。

緩やかな坂を上り切り、そのまま下りへ入る。

すると目の前に飛び込んできたのは、ヤシの木と青く広がる海だった。

「あっ、この景色」

これまで何度もInstagramで見てきた、渥美半島ウルトラネイチャーランを象徴する景色。

実際に自分の目で見ると、写真とは違う迫力があった。

視界いっぱいに広がる空と海。

長く伸びるヤシの木。

まるで南国のリゾート地を走っているような気分だった。

自然とテンションも上がる。

「気持ちーーー!」

思わず大きな声で叫んでいた。

ここからしばらくは、太平洋ロングビーチを眺めながら走る区間が続く。

視線を奥に向ければ、どこまでも続く砂浜。

その先には雄大な太平洋が広がっている。

波が打ち寄せる音を聞きながら走っていると、心が満たされていった。

10km

7:50(スタートから50分)

パシフィックエイドに到着。

エイドに近づくと、まず目に飛び込んできたのは真っ赤なイチゴだった。

これは絶対うまいやつだ。

そう確信しながら手を伸ばした。

口に入れた瞬間、

「うまっ!」

甘い。

とにかく甘い。

果汁が口いっぱいに広がり、疲れなど一瞬で吹き飛んでしまう。

お世辞抜きで、これまで食べたイチゴの中でもトップクラスのおいしさだった。

するとボランティアさんが笑顔で一言。

「いくつでも食べていいですからねー。」

……えっ?

思わず聞き返しそうになる。

一人一粒じゃないの?

本当にいいの?

そんなことを言われたら、遠慮する理由はない。

もちろん二つ目へ。

そして再び、

「うまっ。」

幸せである。

まだ10kmしか走ってないのに、すでに来てよかったと思ってしまった。

さらにテーブルを見渡すと、豪華な食べ物がずらりと並んでいた。

ミニトマト。

バームクーヘン。

しらすおにぎり。

そして、しらすの釜揚げ。

どれも地元らしさが感じられるものばかりだ。

ガチレースではジェルを最優先にしてエイドを駆け抜けることが多い。

しかし今日は違う。

目の前にあるものを味わいながら楽しむ日だ。

気がつけば、全部いただいていた。

渥美半島ウルトラネイチャーラン、すごいな。

そんなことを思いながら過ごしていると、見覚えのある姿が目に入った。

渥美半島ウルトラネイチャーランのスペシャルアドバイザー、いいのわたるさんだ。

毎日70kmを走り続け、前人未到の五大陸走破にチャレンジしているレジェンドランナーだ。

まさかこんな場所でお会いできるとは。

少しだけ言葉を交わし、元気をいただく。

おいしい食べ物。

温かいスタッフ。

そして憧れのランナーとの出会い。

まだ10km地点だというのに、すでにこの大会の魅力を存分に味わっていた。

最高のスタートである。

10km~21km

10km

エイドを出発。

港を抜け、細い道を走ると太平洋が見える海岸線に出た。

なんだ、この景色は⁈

どこまでも続く青い空。

水平線の彼方まで広がる海。

真っ白な砂浜。

打ち寄せる波。

太陽の光を受けた白波は、キラッキラに輝いている。

写真では見たことがある。

でも実際にその場所に立つと、まったく違った。

潮風を感じる。

波の音が聞こえる。

目の前いっぱいに広がる景色に包み込まれる。

そのスケールは写真では伝わらないものだった。

「これだから旅ランはやめられない。」

そんなことを思いながら海岸線を進んでいく。

不思議なもので、さっきまで普通に走っていたはずなのに、景色が変わるだけで体の軽さまで変わった気がする。

疲労なんてまだ感じない。

むしろ力がみなぎってくる。

初めて見る景色に心が躍った。

15km

8:22(スタートから1時間22分)

前方に施設エイドが見えてきた。

エイドを見つけると、それだけで少し嬉しくなる。

まだ15kmとはいえ、こうして定期的に補給やサポートを受けられるのは本当にありがたい。

まずは真っ赤なミニトマトをいただく。

口に入れると、ほどよい酸味と甘みが広がった。

走っていると、こういうみずみずしい食べ物が妙においしい。

身体が欲しているのだろう。

ふと横を見ると、一緒に走っているヨシさんが水をかけてもらっていた。

首筋から頭へ流れる水。

見ているだけでも気持ちよさそうだった。

この時間帯はまだ余裕がある。

それでも気温は少しずつ上がり始めていた。

空を見上げると雲の切れ間から日差しが顔をのぞかせる。

今日は暑くなりそうだな、そんな予感がした。

ウルトラマラソンでは脚だけでなく、暑さとの付き合い方も重要になる。

この先、エイドで水をかぶる機会も増えていくだろう。

まだ序盤。

身体は十分余裕がある。

だけど、こういう小さなケアの積み重ねが後半の走りを左右する。

そんなことを考えながら、再び走り出した。

8:25

施設エイドを出てしばらく進むと、ボランティアさんが一枚のボードを掲げていた。

「登山道入り口」

なるほど。

いよいよここから山に入っていくのか。

大山。

標高328m。

数字だけ見るとそれほど高くは感じない。

ただ、このときの私はまだ知らなかった。

この山が、想像以上の存在感を放っていることを。

トレイル区間があることは事前に知っていた。

むしろ少し楽しみにしていたくらいだ。

最近はロードばかり走っていたので、久しぶりのトレイル。

土の感触を楽しみながら走れるのは嬉しい。

「よし、楽しむぞ!」

そんな気持ちで山へ足を踏み入れた。

序盤は気持ちよかった。

木々に囲まれた登山道。

柔らかな土の感触。

ロードとは違う自然の空気に心が弾む。

息が上がらないペースを意識しながら、ゆっくりと登っていく。

ところが——。

進むにつれて様子が変わってきた。

傾斜がどんどん急になる。

さらに急になる。

そして、もっと急になる。

「ん?」

思わず前を見る。

「けっこうキツイな……。」

いや、けっこうどころではない。

想像していたトレイル区間よりも本格的だった。

歩幅は小さくなり、自然と前傾姿勢になる。

正直に言おう。

完全になめていた。

標高328mという数字だけを見て、どこかで楽観視していたのだ。

渥美半島ウルトラネイチャーラン最大の洗礼が、ここから始まろうとしていた。

8:50

登り始めて約25分。

ようやく大山山頂へ到着した。

実際に登ってみると想像以上に手強かった。

脚を使いすぎないように。

後半へダメージを残さないように。

そんなことを意識しながら登ってきたつもりだったが、山頂に着いた頃にはしっかり疲れていた。

額には汗がにじみ、呼吸も少し荒い。

「328m、あなどれん。」

そんな言葉が頭をよぎる。

するとヨシさんが言った。

「この先に展望台があるみたいですよ。」

聞けばコースから少しだけ外れた場所にあるらしい。

せっかくここまで来たんだ。

行かない理由はない。

二人で展望台へ向かうことにした。

階段を上る。

さらに上る。

そして最後の段を上り切った瞬間——

目の前の景色に思わず息をのんだ。

「うわぁーーーー、すごっ!」

視線の先には青い空と広大な海。

渥美半島の先端までしっかり見渡せる。

そのスケールの大きさに圧倒された。

手前の木々が少し視界に入るものの、それを差し引いても十分すぎる絶景だ。

潮風が吹き抜ける。

眼下には海。

遠くには渥美半島の海岸線。

レースの途中だということを忘れてしまうほどだった。

しばらく景色を眺める。

時計も見ない。

ペースも気にしない。

ただ絶景を楽しむ。

そんな時間があってもいい。

ガチレースでは絶対に立ち寄らない場所だろう。

でも今日は違う。

この景色を見るために数分使ったとしても、十分お釣りがくる。

そう思えるほど素晴らしい眺めだった。

これは間違いなく、コースを少し外れてでも見に来る価値がある。

大山山頂からのご褒美だった。

展望台で絶景を満喫したあとは、再びコースへ戻る。

そして待っているのは下りだ。

「あぁーーー、下りか……。」

正直に言おう。

私は下りが苦手である。

一応、マイラーの私。

周りからは下りも得意そうに見られることがある。

だが現実は違う。

体の使い方がいまだによく分からない。

脚のさばき方もよく分からない。

要するに、下りが下手なのだ。

リズムは悪い。

動きはドタバタ。

見た目もたぶん格好悪い。

そんな自覚はある。

だから無理はしない。

後半に脚を残すためにも、ダメージを最小限に抑えることを優先した。

歩幅は小さく。

小刻みなステップで。

ところが、この下りがなかなか手強い。

木の根っこがあちこちに張り出している。

足場は決して良くない。

しかも傾斜が急だ。

一歩間違えれば転倒しかねない。

慎重に下っていたつもりだったが、途中で勢いがつきすぎた。

慌てて近くの木の枝を掴んでブレーキをかける。

危ない、危ない。

思わず苦笑いがこぼれる。

「いやー、舐めてたな。」

トレイル区間があることは知っていた。

でも、ここまで本格的だとは思っていなかった。

そして心の中で思う。

「こんなトレイル、ウルトラマラソンのコースに入れちゃダメでしょ(笑)」

そこでふと大会名を思い出した。

渥美半島ウルトラネイチャーラン。

ネイチャー。

自然。

なるほど。

そういうことか。

ロードだけでは終わらない。

海も山も砂浜も、渥美半島の自然をまるごと味わう大会なのだ。

ようやく大会名の意味を理解した気がした。

気づけば下りが得意なヨシさんの姿は、はるか前方へ消えている。

さすがである。

私は相変わらず慎重運転。

焦らず、一歩ずつ。

しばらくすると、標高はかなり下がっていた。

木々の隙間から見える景色も少しずつ変わってくる。

大山の長い下りも、終わりが見えてきた。

山を下り終えると、その先にエイドが見えてきた。

「助かった……。」

思わずそんな言葉が頭をよぎる。

21km

9:25(スタートから2時間25分)

和地エイドに到着。

大山は想像以上だった。

登りもきつかったが、私にとって本当に厳しかったのは下りだ。

すでに前ももには嫌な張りを感じ始めている。

まだ21km。

73kmレースとしては序盤も序盤だ。

「これ、最後までもつのか……?」

そんな不安が頭をよぎる。

ウルトラマラソンの途中で、これほど本格的なトレイルを走った経験は今までなかった。

脚へのダメージは予想以上。

先のことを考えると少し心配になる。

だが、その不安はエイドに到着した瞬間に吹き飛んだ。

「おーーー、うまそう!」

目の前には魅力的な補給食がずらりと並んでいる。

あおさの味噌汁。

焼きそば。

どら焼き。

あさりせんべい。

どれもおいしそうだ。

そして、山を越えてきた身体が一番欲していたものは決まっていた。

焼きそばである。

迷うことなくロックオン。

椅子に腰を下ろし、焼きそばを頬張る。

ほどよい塩気がたまらない。

口の中いっぱいに詰め込む。

そして——

「あぁ……。」

思わず声が漏れる。

塩味が体中に染み渡っていく。

汗で失われたものを身体が喜んで受け取っているのが分かる。

しあわせ。

ただただ、しあわせだった。

さっきまで前もものダメージを心配していたのに、人間は単純なものである。

おいしいものを食べるだけで元気になれる。

「よし、この先も頑張れそうだ。」

そんな気持ちになっていた。

エイドの力は偉大だ。

そして出発しようとしたところで、途中までご一緒していた天神橋の皆さんと再会した。

こういう再会もウルトラマラソンの面白いところだ。

抜いたり抜かれたり。

エイドで追いついたり追い越されたり。

気づけば同じ顔ぶれと何度も会うことになる。

きっとこの先も、どこかでまた会うんだろうな。

そんなことを思いながら、和地エイドをあとにした。

21km~30km

エイドを離れると、景色は一変する。

周りに広がるのは、のどかな田園風景。

畑が続き、その脇には黄色い花が咲いている。

風に揺れる花々を眺めながら走る。

いい。

こういう景色、好きなんです。

観光地のような派手さはない。

でも、どこか心が落ち着く。

ただ景色を眺めながら淡々と前へ進む。

そんな時間が心地いい。

ウルトラマラソンの魅力は、こういう何気ない時間にある気がする。

、、、。

ぼーっと走りながら、ひとつ気になっていたことがあった。

ランナーが少ないのだ。

前を見ても数百メートル先に一人いるかどうか。

後ろを振り返っても同じ。

もうすぐ26kmになるとはいえ、レース全体から見ればまだ前半だ。

普通のウルトラマラソンなら、もう少しランナーの姿が見えてもよさそうな気がする。

「こんなに人がいないものなの?」

思わずそんなことを考える。

後半なら分かる。

実力差でバラけるからだ。

でもこの段階でここまで散らばるのは珍しい。

ネイチャーって、こういう大会なのか。

もし単独走だったら——

「今日は渥美半島まで個人練習に来ました。」

そんな感覚になるかもしれない。

そんなことを考えながら走っていると、前方に看板を発見する。

エイドの案内だ。

そして書かれていた文字に思わず反応した。

「ダモンデエイド」

ここは楽しみにしていた場所のひとつだ。

次はどんなごちそうが待っているんだろう。

自然と足取りが軽くなった。

30km~40km

30km

前方に見覚えある姿が。

Instagramでよく見かけるお方だ。

ただ、お互い顔は知っているものの話したことはない気がする。

向こうも同じだったようで、目が合うと自然に笑顔になる。

「いつも見てます。」

そんな感じで少し会話をする。

それだけなのに不思議と元気が出る。

SNSのつながりって面白い。

別れ際には写真まで撮っていただいた。

しのさん、素敵な写真をありがとうございました。

そんな出会いにほっこりしながら進んでいくと、お目当てのダモンデエイドへ到着した。

そしてすぐに見つけた。

みささんだ。

知ってる顔があるだけで安心する。

「コーラどうぞー!」

注いでもらったコーラを一気に流し込む。

ゴクゴクゴク。

「あーーー、たまらん。」

炭酸の刺激が喉を駆け抜ける。

身体中に染み渡る感覚。

暑い日のコーラって、なんでこんなにうまいんだろう。

気づけばもう一杯いただいていた。

やっぱり知り合いがいるエイドは特別だ。

元気もらえるし、自然と笑顔になれるし。

テーブルを見渡すと、ここにも魅力的なメニューが並んでいた。

オリジナル塩麴野菜スープ。

卵焼き。

どちらも見るからにおいしそう。

もちろんいただく。

まずは塩麴野菜スープ。

優しい味付けが疲れた身体に沁みる。

野菜の旨みがしっかり感じられて、思わずもう一口飲みたくなる。

続いて卵焼き。

ふんわりとした食感と優しい甘み。

これまたうまい。

派手ではないけれど、ランナーが本当に欲しいものを分かっている。

そんなエイドだった。

おいしい補給。

仲間との再会。

新しい出会い。

走ることだけじゃない。

こういう時間も含めてウルトラマラソンなんだと思う。

「ネイチャー、最高じゃん。」

自然とそんな言葉が出ていた。

この頃の私は、まだまだ元気だった。

そして何より、楽しい気持ちで心が満たされていた。

しのさん
みささん

ダモンデエイドを後にする。

お腹も心も満たされ、自然と足取りが軽くなっていた。

ここから先は、渥美半島らしい風景が広がるキャベツ畑エリアだ。

道路の両側には広大な畑。

小さな苗が規則正しく並ぶ畑もあれば、収穫間近の立派なキャベツが育つ畑もある。

同じキャベツでも成長段階によって景色がまったく違う。

走りながら眺めているだけで面白かった。

そして、ひときわ目を引いたのが黄色い花だ。

遠くから見た瞬間、

「菜の花かな?」

そう思った。

しかし近くで見ると違う。

キャベツの花だった。

キャベツって、こんな花を咲かせるんだ。

普段スーパーで並んでいる姿しか見ないので、全然知らなかった。

黄色い花が風に揺れる。

その向こうには広大な畑が続く。

なんとも穏やかな景色だった。

海の絶景もいい。

大山のトレイルも印象的だった。

でも、こういう農村の風景にも心を惹かれる。

その土地で暮らす人たちの日常が感じられる。

そんな景色が私は好きだ。

渥美半島は日本有数のキャベツの生産地として知られている。

その土地を実際に走ることで、初めて見える景色がある。

苗から育ち、花を咲かせるまで。

キャベツの一生を眺めながら走るウルトラマラソンなんて、なかなかない。

気づけば足を止めて写真を撮りたくなるほどだった。

またひとつ、渥美半島ならではの景色に出会えた瞬間だった。

キャベツ畑エリアを抜けると、再び海岸線沿いのコースへ出た。

目の前には、視界いっぱいに広がる太平洋。

どこまでも続く海。

そして何より印象的だったのは白波だ。

海面のあちこちで波が砕け、その白さが海岸線を埋め尽くしている。

白波の面積がとにかく大きい。

海全体が生きているような迫力がある。

こんな海の表情は今まで見たことがなかった。

「やばいねー。」

「すごいねー。」

そんな言葉しか出てこない。

語彙力がなくなるくらい、本当にすごかった。

気づけばずっと興奮状態で海を眺めながら走っていた。

しばらくすると私設エイドを発見。

「冷凍フルーツあるけど食べていく?」と声をかけてくれた。

その一言で迷わず足を止める。

そして目の前に現れたのは——

パイナップルとイチゴ。

しかも凍っている。

その瞬間、テンションが急上昇した。

気温も上がり始めていたので、身体は冷たいものを欲している。

そんなタイミングで冷凍フルーツ。

これは反則である。

イチゴを一ついただく。

口の中へ放り込むと、ひんやりとした冷たさが一気に広がった。

「あーーー、生き返る。」

冷たさと甘さとほどよい酸味。

すべてが疲れた身体に染み渡っていく。

ウルトラマラソン中のフルーツは、それだけでも十分うれしい。

それなのに冷凍されているなんて。

ランナーの気持ちを分かりすぎている。

海の絶景に感動し、冷凍フルーツに救われる。

渥美半島の人たちの温かさに触れながら、また前へ進んでいく。

この大会が多くのランナーに愛される理由が、少しずつ分かってきた気がした。

前方に青看板が見えてきた。

そこに書かれた大きな文字。

「伊良湖岬」

その文字を見た瞬間、自然と気持ちが高まった。

愛知県に住んでいる私。

それなのに、伊良湖岬へ来るのは今回が初めてだった。

名前はもちろん知っている。

でも実際に訪れたことはない。

「どんな景色が待っているんだろう。」

そう考えるだけでワクワクする。

ウルトラマラソンを走っているというより、小旅行をしている気分だった。

進むにつれて景色が少しずつ変わっていく。

大きな岩。

海岸沿いの石畳。

これまでの砂浜中心の景色とは明らかに雰囲気が違う。

「いよいよ灯台かな?」

そんな期待が膨らむ。

ところがコースは海側ではなく山側へ。

そして目の前には階段。

階段。

さらに階段。

「そっち行くんかーい。」

思わず心の中でツッコミを入れる。

息を整えながら登っていくと、視界が開けた。

目の前には断崖絶壁。

眼下には岩場へ打ち寄せる白波。

迫力がすごい。

下をのぞき込むと——

「火曜サスペンス劇場に出てきそう。」

真っ先にそんな言葉が浮かんだ。

崖。

荒々しい海。

そして今にも何か事件が起きそうな雰囲気。

もちろん実際には何も起きないのだが、なぜかそんな想像をしてしまう。

あまり前へ出すぎると本当に危ないので、ほどほどの距離から景色を楽しむ。

周囲には石碑もある。

絶景ポイントもある。

どこを見ても絵になる風景ばかりだ。

走る足は止まる。

写真も撮りたくなる。

気持ちはどんどん膨らんでいく。

知らない土地。

初めて見る景色。

地図では分からない発見。

だから旅ランは面白い。

そして改めて思う。

知らない場所を走るのは、やっぱり最高だ。

階段を下り、再びコースへ戻る。

すると足元の感触が変わった。

アスファルトだった路面が砂地へと変わる。

海が近い。

そんなことを感じながら歩を進めていく。

「もうそろそろ灯台かな?」

その瞬間だった。

期待を胸に進んでいると白い灯台が姿を現した。

青い空。

青い海。

そして、真ん中に凛と立つ白い灯台。

まるで絵葉書のような景色だった。

シンプルなのに美しい。

派手さはないのに目を奪われる。

そんな不思議な存在感があった。

ここまで海岸線を走り、大山を越え、いくつもの景色を見てきた。

だからだろうか。

灯台を目の前にした瞬間、なんとも言えない達成感が込み上げてきた。

まだレースは終わっていない。

距離だって半分以上残っている。

それなのに、一瞬だけゴールしたような気持ちになった。

それほど伊良湖岬という場所は特別だった。

しばらくその景色を目に焼き付ける。

そして再び走り出す。

灯台を過ぎると、今度は海の上に視線が向いた。

波間に浮かぶ人影。

サーファーたちだ。

波を待ちながら静かに海に浮かんでいる。

テレビや動画では見たことがある。

けれど、こうして実際に海の中で波を待つサーファーを生で見るのは新鮮だ。

波が来るまでじっと待つ人。

タイミングを見て沖へ出ていく人。

自然を相手に遊ぶ人たちの姿が、とても格好よく見えた。

走る人がいれば、波に乗る人もいる。

同じ海を前にしても、楽しみ方は人それぞれなんだな。

そんなことを思いながら、伊良湖岬を後にした。

小さな山をひとつ越える。

すると前方にエイドのテントが見えてきた。

40km地点。

伊良湖緑地エイド(エイド8)に到着した。

73kmの部はここから関門時間が登場する。

関門時間は14:20。

現在の時刻は11:37。(スタートから4時間37分)

貯金タイムは2時間43分。

今回はタイム狙いではなく、エイドを楽しみながら走ると決めていたが思ったよりも貯金があった。

これならこの先も慌てる必要はなさそうだ。

ただ——。

暑い。

気づけば気温もかなり上がっていた。

身体は確実に疲労が蓄積している。

まずは補給だ。

テーブルへ向かうと、目を引くものがあった。

鯛飯おにぎり。

そしてうどん。

これは魅力的すぎる。

迷うことなく両方取り、芝生へ腰を下ろす。

まずは鯛飯おにぎり。

ひと口かじる。

鯛の上品な旨みがご飯にしっかり染み込んでいる。

派手な味ではない。

でも、その優しい味わいが疲れた身体にはたまらなかった。

続いてうどん。

つるつるっと喉を通っていく。

温かい出汁が口いっぱいに広がる。

「あぁ、うまい。」

汗をかいた身体に塩分と出汁が染み渡る。

まさにご褒美だった。

胃の調子も問題なし。

食欲もある。

まだまだ走れそうだ。

そう感じながら、ゆっくりと立ち上がった。

40km~53km

40km

伊良湖緑地エイドを後にする。

すると、目の前に広がっていた景色に思わず足が止まりそうになる。

「何これ?」

見渡す限り砂。

砂。

砂。

どこまでも続く砂。

一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなった。

「砂漠?」

そんな言葉が頭に浮かぶ。

もちろん渥美半島に砂漠があるはずはない。

それでもそう思ってしまうほど異様な光景だった。

さっきまで海沿いを走っていたのに、今度は広大な砂地。

渥美半島、恐るべし。

足を踏み出す。

すると靴が少し沈む。

ロードとはまったく違う感覚だ。

踏ん張ろうとしても力が逃げる。

思うように前へ進まない。

普通のマラソン大会なら文句を言いたくなるかもしれない。

でも不思議と嫌な気持ちはしなかった。

むしろ楽しい。

海があり。

山があり。

キャベツ畑があり。

そして今度は砂浜。

次から次へと景色が変わっていく。

同じ大会とは思えないほど表情が豊かだ。

「ネイチャーだな。」

そんな言葉が口をつく。

走りやすさで言えば決して良くない。

それでも、この非日常感はたまらない。

知らない場所へ旅に来たような感覚。

普段の生活では絶対に味わえない体験。

だからウルトラマラソンは面白い。

砂に足を取られながらも、私はどこか楽しそうに走っていた。

渥美半島の海岸線沿いをひたすら進んでいく。

時刻は11時50分。

太陽はすっかり高く昇り、背中から容赦なく照りつけていた。

日焼け止めはしっかり塗っている。

それでも首や腕、脚がじわじわ熱を持っているのが分かる。

海沿いはやっぱり紫外線が強い。

照り返しもあるのだろう。

気づかないうちに体力を削られていく。

周囲を見渡す。

ヤシの木。

海。

青い空。

またヤシの木。

海。

青い空。

景色は間違いなく美しい。

ただ、それが延々と続く。

どこまでも続く。

遠くには大きな風車が見えている。

目印になるかと思ったが、これがなかなか近づかない。

走っても走っても同じ位置にあるように見える。

不思議な感覚だった。

「まだあそこか……。」

そんな言葉が何度も頭をよぎる。

海岸線特有の単調さ。

身体よりも先に心が削られていく。

ヨシさんと並んで走っていたからまだよかった。

会話をしながら進める。

でも、もしひとりだったら——。

かなりしんどかったと思う。

気づけば私はこの区間に、名前をつけていた。

地獄ロード。

もちろん景色は最高だ。

だけど精神的にはかなり厳しい。

そんな区間だった。

すると前方に軽トラが一台停まっているのが見えた。

何もない海岸線にぽつんと一台。

近づいてみると私設エイドだった。

ありがたい。

本当にありがたい。

いただいたのはコーラ。

一口飲む。

「あぁ……うまい。」

それだけで十分だった。

炭酸の刺激。

甘さ。

疲れた身体が喜んでいるのが分かる。

正直なところ、少し景色に飽きていた。

絶景にも慣れてしまうのだ。

だからこそ、このタイミングのコーラは最高だった。

補給というより気分転換。

単調な時間に差し込んだ小さなイベント。

たった一杯のコーラなのに、また前を向く力をもらえた気がした。

「よし、次のエイドまで頑張るか。」

そう思いながら、再び地獄ロードへ戻っていった。

前を見ても、人の姿はほとんどない。

後ろを振り返っても、やっぱり人はいない。

不思議な感覚だった。

本当にレース中なのだろうか。

そんな錯覚さえ覚える。

富士五湖ウルトラマラソン。

野辺山ウルトラマラソン。

飛騨高山ウルトラマラソン。

丹後ウルトラマラソン。

これまでいろいろな大会を走ってきたが、ここまでランナーが少ないと感じたことはないかも。

渥美半島ネイチャーランならではの特徴なのかもしれない。

んー、なんか体が重い。

暑さ。

単調な海岸線。

前ももの疲労。

身体だけでなく、気持ちの方も少しずつ削られていた。

そんな時だった。

途中で二人のランナーが加わり、気づけば四人の集団になっていた。

自然と会話が始まる。

「どんな大会を走ってきたんですか?」

「フルマラソンのベストは?」

「次はどこの大会に出るんですか?」

話題は尽きない。

走っている大会も違う。

目標も違う。

それでも同じ道を走るランナー同士、不思議と会話が弾む。

そして何より——

元気が出る。

これ、本当なんです。

私は何度も経験してきた。

ウルトラマラソンは、人と話すだけで驚くほど気持ちが軽くなる。

フルマラソンではなかなか難しい。

みんな余裕がないし、ペースも速い。

でもウルトラは違う。

長い時間を共有するからこそ、自然と会話が生まれる。

そして、その会話が疲れた心を癒してくれる。

だからもし、

「疲れたな。」

「今日は気分が上がらないな。」

そんな時があったら、自分から声をかけてみることをおすすめしたい。

同じ場所を走るランナーでもいい。

エイドのボランティアさんでもいい。

ほんの一言でいい。

そこから何かが変わることがある。

実際、この日の私もそうだった。

四人で走るようになってから、苦しさが少し和らいだ気がする。

距離が短くなったわけじゃない。

暑さが和らいだわけでもない。

それなのに不思議と走れる。

人の力ってすごい。

改めてそう感じた時間だった。

53km

13:03。(スタートから6時間3分)

小中山漁協(エイド9)に到着。

関門時間は16:10。(貯金タイムは3時間7分)

暑さのダメージもあり、脚はかなり疲れていた。

大山のトレイル。

長い海岸線。

積み重なった疲労は確実に脚に現れていた。

前ももは重い。

足裏もじわじわ痛い。

走れないほどではない。

でも元気いっぱいだったスタート直後とは明らかに違う。

まずはコーラをいただく。

炭酸が喉を通り抜ける。

やっぱりうまい。

暑い日のコーラは反則級である。

続いて、しらすおにぎり。

そして、あさりの味噌汁。

海の町らしいメニューが並ぶ。

どちらも疲れた身体に染み渡る。

塩分も味も最高だった。

補給を終えた私は、近くにあったパイプ椅子に腰を下ろした。

「あー……。」

思わず声が漏れる。

幸せだった。

本当に幸せだった。

たった椅子に座っただけ。

それなのに、これほど幸福を感じることがあるだろうか。

普段の生活では当たり前すぎて何も感じない。

でも53km走った後の椅子は別物だった。

ウルトラマラソン経験者なら分かってもらえると思う。

本当はレース中、椅子に長く座らないほうがいいことは知っている。

筋肉が冷える。

脚が固まる。

再スタートがしにくくなる。

何度も聞いてきた話だ。

でも今回はタイム狙いではない。

楽しむことを優先する日だ。

だから私は座った。

そして全力で椅子のありがたみを味わった。

数分後。

満足して立ち上がる。

すると——

「うわっ。」

脚が固い。

見事なくらい固い。

前ももやふくらはぎがガチガチになっている。

歩き出しはロボットのようだった。

やっぱりこうなるんだ。

頭では分かっていた。

でも実際に体験すると納得感が違う。

これは勉強になった。

6月の飛騨高山ウルトラマラソン。

サブ10を狙う本番では絶対に座らない。

そう心に誓って、小中山漁協エイドを後にした。

ネイチャーは楽しむレース。

飛騨高山は勝負のレース。

その違いを改めて感じた53km地点だった。

53km~60km

53km

エイドを出発する。

重くなった脚を動かしながら海沿いの道を進んでいく。

ふと海へ目を向けると、人がたくさん集まっていた。

最初は何をしているのか分からなかったが、よく見ると潮干狩りのようだ。

しゃがみ込んで砂を掘る人たち。

バケツを持って歩く家族連れ。

なんだか楽しそうである。

最近はあさりの不漁がニュースになることも多い。

「ちゃんと採れるのかな?」

そんなことを考えながら横を通り過ぎていく。

時計を見る。

13時28分。

気温はかなり上がっていた。

暑い。

とにかく暑い。

焼けているのが分かる。

海沿い特有の強い紫外線が、じわじわと体力を奪っていく。

そして気づく。

会話が減っている。

さっきまで普通に話していたのに、自然と言葉数が少なくなっていた。

無理に話そうとは思わない。

前へ進むことだけに集中している。

「あぁ、この感覚。」

ウルトラマラソン特有の時間がやってきた。

スタート直後の高揚感はもうない。

エイドのごちそうに興奮していた時間も過ぎた。

脚には疲労が溜まり、暑さも増してくる。

身体も頭も少しずつ余裕を失っていく。

そして、ある瞬間から会話が止まる。

これは何度走っても不思議だ。

50kmを過ぎたあたりから、まるでスイッチが切り替わるように訪れる。

うまく説明できない。

でもウルトラマラソンを何度も走っていると分かる。

「あ、来たな。」

そう感じる瞬間があるのだ。

ここまでは長いウォーミングアップだったのかもしれない。

ここから先が本番。

ここからが本当のウルトラマラソン。

脚だけでなく、気持ちの強さも試される時間が始まる。

残り20km。

まだ20kmもある。

そんな現実を受け入れながら、私は静かに前へ進んだ。

60km

13:56。(スタートから6時間56分)

つまもん(エイド10)に到着。

関門時間は17:10(貯金タイムは3時間14分)

関門時間は余裕だが、身体は確実に疲れていた。

そんな状態でエイドに近づくと、目の前の光景に思わず笑顔になった。

「なんだこれ!」

見渡す限り大葉づくしだった。

大葉塩焼きそば。

大葉おにぎり。

そして——

大葉ジュース。

ここまで徹底していると気持ちがいい。

実は私、大葉が大好きなのである。

テンションが一気に上がった。

まずは大葉塩焼きそば。

口に入れた瞬間、大葉の爽やかな香りが広がる。

塩味との相性も抜群だ。

続いて大葉おにぎりと言いたいところだが今はお米の気分じゃないかも。

なので大葉ジュースへ。

正直、一番気になっていた大葉ジュース。

恐る恐る口に運ぶ。

すると——

「うまい!」

しっかり冷えている。

爽やかでスッキリしている。

大葉特有の香りも心地いい。

暑さで火照った身体にスーッと染み渡っていく。

これは予想以上だった。

もしかすると人生で初めて飲んだ大葉ジュースかもしれない。

少なくとも記憶にない。

60km走った先で、まさか大葉ジュースに感動するとは思わなかった。

ウルトラマラソンは本当に面白い。

タイムや順位だけでは味わえない出会いがある。

土地の食文化に触れたり、

その地域ならではの食材を知ったり、

人の温かさを感じたり。

このエイドもまさにそうだった。

ただ補給をするだけではない。

走ってきたランナーを楽しませようという気持ちが伝わってくる。

そのおもてなしに心を打たれた。

大葉農家の皆さま。

そしてエイドを支えてくださった皆さま。

本当にありがとうございました。

忘れられないエイドになりました。

60km~66km

60km

大葉ジュースの余韻に浸りながら、そろそろ出発しようとしたその時だった。

「あれ?」

見覚えのある顔が視界に入る。

よく見ると——

米ちゃんだった。

今回、米ちゃんは103kmの部に出場している。

一瞬、自分の目を疑った。

「えっ、もうここにいるの?」

速い。

とにかく速い。

スタート時間は違うが、速すぎる。

さすが米ちゃんである。

こちらは60km地点でしっかりエイドを満喫しているというのに、103kmの部を走っている米ちゃんがすぐ近くにいる。

改めてその実力の凄さを感じた。

少しだけ立ち話をする。

お互いの状況を確認しながら近況報告。

疲れているはずなのに、知っている顔を見ると自然と元気が出る。

不思議なものだ。

「頑張りましょう!」

短い会話だったが、それだけで十分だった。

エールを交換し、それぞれのゴールへ向かう。

ウルトラマラソンでは、こういう再会が嬉しい。

同じ景色を見て、

同じ暑さに耐えて、

それぞれの目標に向かって進んでいる。

仲間の頑張る姿は、自分の力にもなる。

米ちゃんから元気をもらい、再び走り出した。

60kmを過ぎたあたりから、明らかに身体の反応が変わってきた。

脚が重い。

それだけじゃない。

身体全体に力が入らない。

エネルギーが少しずつ抜けていくような感覚だった。

幸いにも、この時はヨシさんとみねさんが一緒にいた。

会話をしたり、お互いの様子を確認したり。

そのおかげで集中力を保てていたと思う。

もし一人だったら——

きっとペースは落ちていただろう。

仲間の存在は本当に大きい。

ふと二人の様子を見る。

「キツイですね。」

そんな言葉を口にしている。

でも実際、どれくらい余裕があるのかは分からない。

ウルトラマラソンでは特にそうだ。

平然と走っているように見えても、実は限界寸前だったりする。

逆に苦しそうに見えても、意外と元気だったりする。

だから面白い。

そして、この頃から頭の中には別のレースが浮かんでいた。

飛騨高山ウルトラマラソン100km。

2か月後に控えた本命レースだ。

今日のペース配分は正しかったのだろうか。

大山の下りは慎重に走ったつもりだった。

脚を守ることを優先した。

あれで良かったのだろうか。

補給は?

エイドの滞在時間は?

暑さへの対応は?

いろいろなことが頭を巡る。

そしてひとつの結論にたどり着いた。

今日のレースが100kmだったら、最後までもたなかったと思う。

73kmで良かった。

心からそう思った。

去年6月に走った飛騨高山ウルトラマラソン以来、約10か月ぶりのウルトラマラソン。

忘れていたわけではない。

でも身体は改めて思い出した。

ウルトラマラソンはきつい。

本当にきつい。

サブ3を目指すフルマラソンの苦しさとも違う。

同じ「走る競技」なのに求められるものがまるで違う。

スピード。

持久力。

補給。

暑さへの対応。

そして何より、長時間動き続ける精神力。

やっぱり別競技だ。

そんなことを考えながら走っていた。

2か月後。

飛騨高山100km。

サブ10はできるのだろうか。

不安はある。

今日走ったからこそ、その難しさもよく分かった。

でも——

気持ちは変わらない。

絶対やる。

絶対に達成する。

その想いだけは、スタート前よりも強くなっていた。

だから残りの距離は、飛騨高山100kmのラスト区間をイメージしながら走った。

疲れた身体でどこまで動けるのか。

苦しくなってからどれだけ粘れるのか。

今日の73kmは、ただのレースではない。

2か月後の挑戦へ向けた大切な確認作業でもあった。

65km

もし今日が100kmのレースだったら——

ここからまだ35km残っている。

35km。

まだかなりある。

「厳しい戦いになるな。」

そう思った。

66km

14:49。(スタートから7時間49分)

ダゲーナ(最終エイド)に到着。

関門時間は18:00(貯金タイムは3時間11分)

喉は渇いている気がする。

でも何かを飲みたいのかと聞かれると、そうでもない。

胃も少し疲れている。

ウルトラ後半特有の状態だ。

身体は補給を必要としている。

でも胃は歓迎していない。

そんな微妙なバランスだった。

暑いから水分は入れておいた方がいい。

そう判断してコーラを注いでもらう。

一口。

二口。

ゆっくりと胃へ流し込む。

なんとか大丈夫そうだ。

これで少し安心できる。

さて出発しよう。

そう思った時だった。

視界の端にあるものが飛び込んできた。

被り水だ。

思わず足が止まる。

柄杓を手に取る。

水をすくう。

そして——

頭から一気にかけた。

「あぁーーーーーーー!」

思わず声が出た。

気持ちいい。

熱を持った頭。

火照った首筋。

全身に冷たさが広がっていく。

生き返る。

ウルトラマラソンを走ったことがある人なら分かると思う。

この快感。

例えるなら——

ゴール後に飲む、ビールの一口目。

あの感覚に近い。

いや、暑さ次第ではそれ以上かもしれない。

もちろん一回では終わらない。

もう一度。

さらにもう一度。

合計三杯分の水を豪快に頭から浴びる。

「あぁーーー。」

最高だった。

身体が軽くなったわけではない。

脚の疲労が消えたわけでもない。

それなのに不思議と元気が戻る。

頭がすっきりする。

気持ちが前向きになる。

被り水の効果は絶大だ。

ふぅーーーーーー。

深呼吸をひとつ。

よし。

これでまた走れる。

残りはあとわずか。

最終エイドを後にした。

66km~ゴール

66km

残り7km。

ゴールまであと少し。

でも、そのあと少しが長い。

脚は重いし身体も疲れているが、不思議と絶望感はなかった。

きついけど、まだやれる。

きついけど、大丈夫。

心の中で何度も唱えていた。

言葉にしないと前へ進めない。

そんな状態だった。

振り返れば、この区間までずっと三人で走ってきた。

途中で誰かが先に行くかもしれない。

どこかでバラバラになるかもしれない。

そう思っていた。

でも結局、最後まで一緒だった。

ウルトラマラソンは仲間の存在が本当に大きい。

誰かが横にいるだけで頑張れる。

誰かが頑張っている姿を見ると、自分も頑張ろうと思える。

苦しいのは自分だけじゃない。

みんな同じ。

そう思えるだけで力が湧いてくる。

本当に感謝しかなかった。

しばらく進むと、見覚えのある景色が見えてきた。

ボランティアさんと矢印の看板。

「あっ。」

ここを曲がればゴール会場だ。

ようやく帰ってきた。

朝スタートしたサンテパルクたはらの敷地内へ戻ってきたことが分かった。

自然と笑顔になる。

そして私は二人に声をかけた。

「最後にみんなで写真を撮ろう。」

すると二人ともすぐにポーズを取ってくれた。

たくさん会話した時間があった。

無言で黙々と走った時間もあった。

それでも73kmという長い時間を共有してきた仲間だ。

だからこそ、この一枚は特別だった。

一緒に苦しみ、

一緒に笑い、

一緒にここまで来た。

こうして最後まで三人で走れたことが、本当に嬉しかった。

遠くからマイクの声が聞こえてきた。

「おかえりなさーい!」

「ナイスラン!」

ゴール会場を包むアナウンス。

その声が耳に入った瞬間、終わりが近いことを実感した。

あぁ、もう少しで終わるんだ。

そう思うと不思議な気持ちになった。

早くゴールしたい。

正直、楽になりたい。

でもその一方で、

「もう終わってしまうのか。」

そんな寂しさもあった。

朝7時にスタートして、

海を見た。

山を登った。

キャベツ畑を走った。

砂浜を越えた。

たくさんのエイドで地元の味をいただいた。

たくさんの人に声をかけてもらった。

振り返れば、本当に濃い一日だった。

そして何より——

二人の存在が大きかった。

苦しい時間帯もあった。

暑さにやられそうな時もあった。

口数が減り、黙々と前だけを見て走る時間もあった。

それでも最後まで前へ進めたのは、一緒に走る仲間がいたからだと思う。

本当にありがとう。

ゴールゲートが近づいてくる。

三人で顔を見合わせた。

自然と笑顔になる。

そして最後は手をつないだ。

満面の笑み。

最高のフィニッシュだった。

渥美半島ウルトラネイチャーラン73km。

記録は8時間41分45秒。

きつかった。

本当にきつかった。

でも、それ以上に楽しかった。

そして今回のレースは、ただの完走ではない。

私にとっては2か月後に控える飛騨高山ウルトラマラソン100kmへ向けた大切な確認の場でもあった。

暑さへの対応。

補給。

50km以降の身体の変化。

たくさんの課題も見えた。

今日の73kmは絶対無駄にならない。

この経験は必ず次につながるはず。

すべては——

飛騨高山ウルトラマラソンでサブ10を達成するために。

ゴール後はご褒美がたくさん。

ネイチャーは最高のおもてなしです。

今回ご一緒してくれた皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

まとめ

ずっと出てみたかった大会。

渥美半島ウルトラネイチャーラン。

以前からきついコースだよと聞いていたし、今回はタイムよりもエイドや景色を楽しみたかったので73kmの部に参加。

実際に走ってみると、想像以上。

特に15km付近に現れる大山は強烈でした。

登りは容赦なく脚を削られ、下りはスピードを抑えるのに必死。

こんな山、ウルトラのコースに入れちゃいかんでしょ。(笑)

でも、それこそがネイチャー。

海があり、山があり、砂浜があり、キャベツ畑があり、灯台がある。

これほど景色が変化するウルトラマラソンはなかなかない。

そして何より素晴らしかったのがエイド。

地元の食材を使ったメニュー。

ランナーを楽しませようという気持ち。

ボランティアの皆さんの温かい声掛け。

どのエイドにも愛情が詰まっていた。

正直、この大会はエイドを楽しまないともったいない。

もし次に出るなら、私はまた73kmを選ぶかな。

同じ時期に開催される富士五湖ウルトラマラソンも大好きな大会だが、

「景色やエイドを満喫したい」

「旅をするように走りたい」

そんな方には渥美半島ウルトラネイチャーランをおすすめします。

私の次の挑戦は、6月14日の飛騨高山ウルトラマラソン100km。

目標はサブ10です。

昨年も、一昨年も挑戦しました。

結果はどちらも惨敗。

だからこそ、今年こそは達成したい。

三度目の正直。

絶対やってやります。

応援していただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おまけ

ネイチャーのゴールはフラワーシャワーでおもてなし。

フラワーシャワーを浴びたのは人生初だし、そんな大会見たことない。

なんかすごく幸せな気持ちになった。(結婚式みたいな幸福感あり)

スタート前に。

プロのカメラマンが撮ってくれました。

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【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン2023】118kmの完走率は48.73%
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【大府シティ健康マラソン大会】クォーターをキロ3:50で走り切れたのか?ガチで挑戦してきました!
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ@hiroki.mitsunaga(3:07:57)が2025/11/9に開催された大府シティ健康マラソン大会に参加してきました。今年で39回目となる歴史ある大会。距離はクォーター(10.549km)家…
【大阪マラソン】目標は3:17:00切り/3大会連続自己ベスト更新へ
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:17:58)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/2/25に開催された大阪マラソンに参加してきました。2月のフルマラソンは全部で3本。少し無茶な挑戦ですがその3本目に…
【さわやか健康リレーマラソン】声をかけ合い、襷をつなぐ/リレーマラソンの魅力とは?
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ@hiroki.mitsunaga(3:07:57)が2025/11/30に開催されたさわやか健康リレーマラソンに参加してきました。最近はガチレースばかりだったので仲間で楽しく走りたいと思い声を掛けたら…
【お伊勢さんマラソン】ハーフマラソン85分切り達成!|信じる力で掴んだ自己ベスト
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ@hiroki.mitsunaga(3:07:57)が2025/12/7に開催された野口みずき杯中日三重お伊勢さんマラソンに参加してきました。おはらい町や自動車専用道路(伊勢二見鳥羽ライン)、そして今年…
【みえ松阪マラソン】考え方を変えてみた!目標は楽しむこと/自己ベスト更新を狙って
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:14:26)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/12/15に開催されたみえ松阪マラソンに参加してきました。12/1に走った防府読売マラソンから2週間。この間、疲労抜…
【にしおマラソン】人生初のペーサー/サブ3.5に挑戦/野口みずきさんと運命の出会い
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:12:46)が2025/1/19に開催されたにしおマラソンに参加してきました。今年最初のレースはなおさん「サブ3.5」のペーサーとしてヨシさんと共に。私自身フル…
【富山マラソン】サブ3に挑戦/今シーズン初戦、サブ3・自己ベスト更新はできたのか?
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:09:28)が2025/11/2に開催された富山マラソンに参加してきました。目標はサブ3(3時間切り)と過去の自分超え(3:09:28)昨シーズンから8か月、ラ…
【京都マラソン】目標は310(サブシュガー)/壁は乗り越えられたのか?
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:12:46)が2025/2/16に開催された京都マラソンに参加してきました。本当は姫路城マラソンに出たかったけど残念ながら落選。京都は当選だったのでこちらに決め…
【姫路城マラソン】高速コースで3:20:00切りへ/応援・おもてなしが素晴らしい!
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:22:30)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/2/11に開催された姫路城マラソンに参加してきました。2月のフルマラソンは3本。少し無謀な挑戦ですがその2本目になり…
【別府大分毎日マラソン】厳しい関門時間&高速コース/サブ3.5憧れの別大
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:23:27)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/2/4に開催された別府大分毎日マラソンに参加してきました。2月のフルマラソンは3本。少し無謀な挑戦ですがまずはその初…
【おかやまマラソン2024】3時間10分切りに挑戦/ランブログ/将来の目標はサブ3
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:17:58)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/11/10に開催されたおかやまマラソンに参加してきました。フルマラソンは今年2月開催の大阪マラソン以来8か月ぶりの参…
【信州駒ヶ根ハーフマラソン】90分切りへの挑戦!サブ3を見据えた本気のレースレポ
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:09:28)が2025/9/28に開催された信州駒ヶ根ハーフマラソンに参加してきました。今シーズンの開幕戦になります。アップダウンコースなのでどれくらいで走った…
【激坂10km】ふれあいの里高原ロードレース大会を走ってみた|累積標高差200mの超ハードコース体験記
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:09:28)が2025/8/31に開催されたふれあいの里高原ロードレース大会に参加してきました。前半下って、後半登り。それもけっこうな傾斜。下りは坂が急すぎて走…
【小布施見にマラソンの魅力】仮装・グルメ・応援!走る男みつが徹底レポート
みなさんこんにちは。ラン歴12年のみつ @hiroki.mitsunaga(3:09:28)が2025/7/13に開催された小布施見にマラソンに参加してきました。日本3大仮装マラソンのひとつでもあります。(ちなみにもう2つは安政遠足侍マラソ…
木曽三川マラソン2023 私がどれほど応援を欲していたか、その意味が分かった大会
みなさんこんにちは。ラン歴10年サブ3.5ランナー(3:24:07)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2023/1/15に開催された【木曽三川マラソン】に参加してきました。今年で5回目の参加。岐阜県海津市にある木曽三川公園(長良…
【2026年最新版】サブ3.5を目指す人に本気でおすすめしたいランニングシューズ3選
サブ3.5(=フルマラソン3時間30分未満)を目指すレベルになると、シューズ選びは単なる「好み」ではなく「武器選び」に変わってきます。「軽いけど疲れない」「スピードに乗れるけど故障しにくい」「レースでも練習でも使える」そんな絶妙なバランスが…
【2026年最新版】サブ4を本気で目指す人におすすめのランニングシューズ3選|失敗しない一足はこれだ!
「サブ4を目指したいんです。どのシューズがいいですか?」これはラン仲間からよく聞かれる質問のひとつ。練習にもレースにも使える一足って、実はけっこう難しい。速すぎてもダメ、クッションがありすぎてもダメ。ちょうど“いい加減”のシューズって、意外…
南伊豆町みちくさウルトラマラソン2022/豪華エイドで心もお腹も大満足
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/11/12に開催された【南伊豆町みちくさウルトラマラソン】に初挑戦してきました。距離は78km。部門は100km・78…
【2026年版】初マラソン完走におすすめのランニングシューズ9選|失敗しない選び方
初マラソンで一番多い失敗は「シューズ選び」です。実際に私は、合わないシューズで走って30km以降に脚が完全に止まりました。・膝が痛くなる・足裏が持たない・フォームが崩れるこうなると、完走どころではありません。だからこそ最初の一足は「安心して…
私が何度も救われた【おすすめ補給食5選】マラソン・トレラン・ウルトラで!
レース中「もうダメだ」「助けてくれ」そう思う瞬間があると思います。そうなる前にちゃんと補給しておけば。私が過去に何回も助けてもらったおすすめ補給食5選をご紹介します。この記事を執筆している筆者の簡単なプロフィールになります。34歳(はじめは…
トレイルランニングおすすめジェル【7選】軽く薄く小さく軽量化対策
トレランの大会でジェルは必需品になります。トレランはマラソンやウルトラマラソンと違いエイドとエイドの間隔が長く食べ物もバナナ、塩タブ、お菓子など簡易的なものが多いです。そんな時にジェル(補給食)を持っていないと空腹で力がだせずハンガーノック…
【新常識】ランニング中携帯はどこに入れて走る?一番最強の方法はこれ
マラソン大会や日々の練習で携帯をどこに入れて走っていますか?最近は昔より携帯が大きくなったので悩んでいるランナーも多いと思います。揺れが気になったり落ちないかヒヤヒヤしながら走るのは心が落ち着きません。そんな悩みを解消してくれるのが【ネイサ…
【足攣り族必見!】カツサプレビュー/マラソンで足が攣らない対策アイテム
マラソンで足が攣る人はこれ。今回ご紹介する【カツサプ】はレース中の足攣りを防いでくれます。自己ベスト更新をしたい、最後まで失速したくないそんな方への足攣り対策アイテムになります。この記事を執筆している筆者の簡単なプロフィールになります。現在…
飲めるようかん【アンドゥー】レビュー/あんこ好きにはおすすめ!トレラン補給食
レース中ジェルに飽きてもう飲みたくない。トレイルランナーならそんな経験ありますよね。私もその一人です。あんこ好きランナーにおすすめ。食べる羊羹ほど重たくない、ここがポイント!創業70余年大阪の老舗和菓子屋が作るさらっと飲めるようかん「アンド…
靴下【タビオ・レーシングラン】マラソンで使う高級ランニングソックス
マラソンレース用ソックスを探している方へ。足の豆を防ぐ、汗や水による足蒸れを防ぐ、靴の圧迫・摩擦を防ぐ。そんな悩みを解消してくれるのが「タビオのレーシングラン」になります。私は足の蒸れによりよく皮がふやけてしまうのですがこのレーシングランを…
 【足蒸れ・ふやけを防ぐ靴下】マラソン・トレラン/インナーファクトは超速乾性  
マラソンやトレランで足の裏が真っ白にふやけてしまった経験はありませんか?雨、滝汗、水たまり、泥沼、朝露、ドボン後、、、あの不快感は本当に苦痛です。そんな悩みを解消できる靴下はないか、私はずっと探していました。そこで出会ったのがインナーファク…
【超定番】トレランのおすすめヘッドライト/レッドレンザー2選
【ナイトトレランでヘッドライトをお探しの方へ】夜の山はヘッドライトの灯りが唯一の頼りです。木の根っこ、岩、崖など危険がたくさん潜んでいます。日をまたぐロングレースではバッテリー切れにも対応していないといけません。そんな悩みを解消してくれるの…
【奥信濃100】トレラン累積標高4800mの激闘/制限時間21時間
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/6/11に開催された【奥信濃100】に初挑戦してきました。人生初のトレイルレース100kmになります。一度は出てみたか…
【OSJ新城トレイル32k】超難関コース/急登、岩場は試練の連続
みなさんこんにちは。ラン歴11年サブ3.5ランナー(3:17:58)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2024/3/24に開催されたOSJ新城トレイル32Kに参加してきました。2年前にも参加しましたが新城の山はとにかくキツイ。私…
【奥三河パワートレイル2023】完走率は64.1%/日本屈指の難コース
みなさんこんにちは。ラン歴10年サブ3.5ランナー(3:23:27)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2023/10/1に開催された奥三河パワートレイルに参加してきました。去年に引き続き2回目の参加になります(今年から開催時期が…
奥三河パワートレイル2022【最終関門タイムオーバー】・DNF
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/4/10、3年ぶりの開催となった【奥三河パワートレイル70km】に初挑戦してきました。完走できるレベルがどのくらいか気…
白馬国際クラシック2022【関門厳しい】憧れの白馬でトレラン50km
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/9/4に開催された【白馬国際クラシック】に初挑戦してきました。距離は50km。完走できるレベルがどのくらいか気になる方…
美ヶ原トレイルラン2022【超難関】85km完走率19.5%
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/7/2に開催された【美ヶ原トレイルラン85km】に初挑戦してきました。制限時間は16時間。完走できるレベルがどのくらい…
【目標は90分切り】高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2022
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/4/24に開催された【高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン】に初挑戦してきました。IAAFが認定するラベル大会でもあります…
【超激坂の難コース】鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン2022
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/10/16に開催された【鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン】に初挑戦してきました。開催地の三重県菰野町は山の街。ウルトラマ…
第10回神戸マラソン2022/ラスト4kmで足攣り悶絶、大撃沈。
みなさんこんにちは。ラン歴9年サブ3.5ランナー(3:26:15)のみつ(@hiroki.mitsunaga)が2022/11/20に開催された【神戸マラソン】に初挑戦してきました。今年のテーマは【感謝と友情】「ありがとう」を、未来へつなご…
【サブ4】達成するためにマラソンランナーが覚えておくべき7つのこと
みなさんこんにちは。この記事ではサブ4をなんとしても達成したいサブ4達成できない自分から脱却したいサブ4達成したいけど、どんな練習をしたらいいか分からないという方に向けて「サブ4達成するための方法」をまとめました。いろいろな情報がたくさんあ…
【保存版】知多半島おすすめランニングコース総集編(愛知県)
知多半島を走ろうと考えている人へおすすめのランニングコースを知りたい。これからランニングを頑張りたいけどどこを走ったらいいんだろう…。公園1周ってどれくらいの距離なんだろう。アップダウンはあるのか。駐車場やトイレは大丈夫なの。こういった…

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